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...
菅「うわァ〜、懐かしい」
「どれくらい前なんで…の？」
菅「……全然、普通に話してくれへんやん」
「あらやだ」
唇を尖らせている菅田 将暉。
「可愛すぎかよ」
菅「は？」
「お拗ねもーどの菅田 将暉、貴重だね」
菅「はいはい」
「かわいいのに」
菅「俺さ、ほんまは菅田 将暉じゃないねん」
「え？なりきり？」
菅「そういう意味ちゃうわ！」
ほな、どうゆう意味やねん。
という、心の突っ込みは心の中にしまい込んだ。
菅「本名、違う名前」
「あ、そうゆうことか」
菅「本名で呼んで欲しいって思うんやけどさ」
「…え？」
菅「菅田 将暉じゃなくて、菅生 大将」
「すごぅ､､」
菅「そう」
…てことは、
「すぅちゃんなら菅田 将暉も菅生 大将もふたりぶんだね」
菅「ほんまや」
「やっぱりすぅちゃんが正解だ」
菅「そやな、んーー、まァええか、そうしよ！」
「ん？」
菅「ううん。あ、そこ左に曲がったら近道やで」
「うそ？！」
菅田 将暉も 菅生 大将も
私にとったらどっちも大切なひとになるんだと思う。
「珈琲でも飲んでいく？」
菅「え？あーー、」
…あ、亮ちゃん！！！
「あ、でも、ちょっと」
亮ちゃんが居るって名前出して大丈夫かな？！
勝手に言わない方がいい？！
菅「ん？」
「知り合いが家に来てるんだけど」
菅「知り合い？」
「ともだち？」
菅「なにそれ？」
「ま、そんな感じ」
うそは言ってない。
菅「いや、今日はやめとく。いきなり家に行くとかあかんやろ」
「そう、か」
亮ちゃんや環奈は、初対面で仲よくなってすぐに家に遊びに来てくれたな。
菅「また今度、行かせてもらう」
「了解です」
すぅちゃんにタクシーが捕まる場所まで送り、
「本当にありがとう」
菅「ドライブ楽しかったな！」
「うんっ」
菅「来週やんな、また会えるの」
「そうだったと…」
確かスケジュールは、って考えていたら
菅「大恋愛しよな」
「…うんっ」
菅「ありがと！気を付けて帰って」
「すぅちゃんこそ！気を付けてね、ありがとう」
菅「またな」
最後に笑ってすぅちゃんは車を降りた。
タクシーに乗り込む姿を見届けて、私も家へと帰る。
「やっばい、やっぱり人たらしじゃん」
すぅちゃんが居なくなったあとから、どんどんとどきどきが溢れだしてくる。
「付き合ったら面白いってなんなのっ」
興奮が収まりそうにないまま家へと帰った。
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ばち - めちゃめちゃキュンキュンしました！ (2021年3月15日 8時) (
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作者名：テテ | 作成日時：2020年8月21日 23時
