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...
「きゃんきゃんっ！」
環「誰がきゃんきゃんだよ、」
「会いたかったよぉぉおおぉん！」
環「あ、暑苦しいっ」
今日のお仕事を終えたあと、環奈が私の家にやって来た。
環「Aちゃん、は、離れて」
「えぇー、寂しいなァ」
環「そうゆうのは オトコに言うんだよ？わかる？」
「…居ないこと、知ってるくせに」
環「ふはっはっはっはっ！」
豪快に笑う環奈に釣られて、私も大きく笑った。
環「ねぇ、もうビールないの？」
「え？全部飲んだの？！」
環「足りないじゃん」
「どんだけ飲むんだよ、」
酒豪環奈の為に用意しておいたビールが冷蔵庫の中には空っぽになっている。
環「Aちゃん、明日休みでしょ？」
「うん、カンカンもでしょ？」
環「よし！買いに行こう！」
「ま、だ…飲むの？」
環「アラサーお子様Aちゃんは ジュースでいいよ！」
「おい、アラサーは要らねぇだろ」
環「あっはっはっはっはっ」
少し酔っ払って、さっきよりも笑いのツボが浅くなっている環奈。
環「ねぇー、買いに行こうよォ〜、ねぇー、ねぇねぇねぇー！」
こんな天使に甘えられて、断れるほど私の器も勇気もない。
「カンカン、」
環「なに？」
「カンカンはかわいいから、こんな夜中に外に出ちゃだめなんだよ？わかる？」
環「は？」
「私が行ってくるから待ってなさい」
少しお姉さん風を吹かせたかった。
環「よし、行こ」
「は？聞いてた？」
環「Aちゃんに頼んだら 余計なもの買ってきそうじゃん」
「買わねえよ！！！！！」
環「あっはっはっはっはっ」
「今をときめく美少女戦士カンカンに買い出しに行かせられない！」
環「それいらないから」
「やだ！行かないで！行かないでっ！」
環「うわ、うざいんだけど！まじで！もうぅうぅ！」
環奈に抱きついて羽交い締めにしたら、環奈は嫌そうな顔をしたフリをして笑っている。
環奈の照れ隠し。
うん、可愛すぎるぜ、橋本 環奈よ。
ぴぴぴっ！
環「どっち？」
ぴぴぴっ！
「私だわ」
テーブルに置いてある携帯に着信音が流れる。
環「こんな時間に電話とか、」
時計は am 0:30を差している。
環「絶対 誰かわかるわ」
「Aもだよ？」
環「うわ、なに、今の！可愛い！もっ回言って！」
「やだよ！」
環「ほら！はやく！」
ぴぴぴっ！
ぴぴぴっ！
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ばち - めちゃめちゃキュンキュンしました！ (2021年3月15日 8時) (
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作者名：テテ | 作成日時：2020年8月21日 23時
