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...
これがきっかけで、
菅「もう敬語やめません？」
「菅田 将暉さんですよ？」
菅「それもしんどいしんどい！もう普通に話しましょ、俺たちこれから大恋愛するんやから」
「な、るほど」
そうか、そう言うものなのか。
「よし」
菅「ん？」
「すぅちゃん」
菅「すー､ちゃん？」
「え？なに？違いますか？まずは呼び名からかと」
菅「絶対ちゃうやろ！」
「えぇーーーー？！」
菅田 将暉のすを取って、言っても私より年下の菅田 将暉さん。
可愛らしく "ちゃん"なんて付けたのに！
菅「ま、いいか」
「いいんかい」
菅「そのエセ関西弁やめて欲しいわァ」
「だって母親、大阪ですもん」
菅「え？！そうなん？！」
「私は東京育ちですけど」
菅「ほら、また敬語やん！」
「す、すぅちゃんも敬語やん！」
菅「敬語ちゃうかったやろォ」
話している間に寄ろうと思っていたカフェは通り過ぎて、駐車場に到着してしまった。
「すぅちゃんの珈琲…」
菅「え？これやで？」
すぅちゃんが指す先には自動販売機。
「缶珈琲でいいん…のかい？」
菅「はは、いいんのやで」
一番高いって言っても120円。
私が初めてすぅちゃんにプレゼントしたのは、どこにでもある缶珈琲だっ。
菅「Aちゃん」
…A、ちゃん？
車に乗りこみ、さらっと助手席に座ったすぅちゃん。
「よ、びました？」
菅「Aちゃんなんてここに今、ひとりしかおらんけど」
「な、んですか」
菅「Aちゃんって、呼んだらあかんかった？」
「ううんっ、いきなりだったので驚いただけだす」
菅「そうだすか」
「そこは噛んだから放置して」
菅「そうだすな」
…おい、菅田 将暉ィィィィ！！！！
菅「家どこなん？」
「あ、そうですよね」
菅「また」
「…そうだね〜ぇ、ちょっと遠いんだけど大丈夫？」
菅「それは全然いいけど、タクシー捕まるようなとこ？」
「そこまで田舎じゃないので捕まると思います」
菅「また」
家の場所を伝えたら初めて住んだ場所がその辺だったと教えてくれた。
菅「同じこと他にもあったりしたら面白いのにな」
そう言って私に笑いかけてくれたすぅちゃんが、とても綺麗に見えてどきっとした。
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ばち - めちゃめちゃキュンキュンしました！ (2021年3月15日 8時) (
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作者名：テテ | 作成日時：2020年8月21日 23時
