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...
菅田さんにあまり運転をしないことを説明したら
菅「じゃあ、俺付いて行きますよ」
「へ？」
『将暉、タクシーは？』
菅「Aさんの家の近くで捕まえるわ」
「いやいや、大丈夫ですよ！むしろ菅田さんを乗せて走るなんてっ、緊張して震えちゃう！」
菅「…。」
じろっと菅田さんに見られて、
菅「緊張するような人が俺のこと、人たらしって笑わんやろ」
「それはそれ、これはこれ」
菅「はい、決定ー！」
「えぇー、いや、だって」
菅「はいはい、行きますよ」
ノリと勢いと流れで、私の運転に菅田さんが付き合ってくれるらしい
『気を付けてね』
「明日迎えに行くね」
のんちゃんを明日の朝 私が迎えに行くことにして、私たちはお店を出た。
菅「車、どっちっすか？」
「あ、大丈夫ですよ！」
菅「へ？」
菅田さんもあのふたりに気を使って、そう言ってくれたんだってさすがの私でも気付きますよ！
「お気遣いありがとうございます」
菅「で、どっちっすか？」
「はい？」
菅「車」
…へ？
菅「寒っ！寒くなって来ましたよね、早く車取りに行きましょ」
「あ、あの、菅田さん？」
菅「はい」
「本当に付き合ってくれるんですか？」
菅「え？告白されてる？」
「いやいやいやいやいや！してません！」
焦って、全力で身振り手振り否定した。
菅「そんな否定されたら…」
「いやっ！そんな、私なんざ！滅相もございません！」
菅「ははっ、なにキャラなんすか」
菅田さんは本当に一緒に帰ろうとしてくれている様子。
菅「ほら、どっちですか？」
「あっちです」
菅「寒ーぅぅ、あ、車に乗る前に珈琲でも買おかな」
「それくらい奢ります」
菅「じゃあ一番高いのんにしよ！」
そんな風に言って、空気を明るくしてくれる菅田さん。
「お好きなものをお召し上がりくださいませ」
菅「だからそれ、なにキャラなん！」
「あはははははっ」
菅田さんと居ると笑ってばっかいる自分に気が付いた。
「菅田さんと居ると楽しくて幸せですね」
菅「…。」
隣で歩いていたはずの菅田さんの足が止まって、
「あっ、すみません！でしゃばりました」
慌てた私に一歩、近付いて、
菅「人たらしはAさんやん」
「…え、」
菅「ほら、行くぞ！人たらし」
「え？……いや、誰が人たらしやねん！」
菅「あっはっはっはっ」
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ばち - めちゃめちゃキュンキュンしました！ (2021年3月15日 8時) (
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作者名：テテ | 作成日時：2020年8月21日 23時
