【夏油傑】怖い先輩 1

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断ったが遠慮するなと言われ結局女子寮まで送ってもらってしまった。





「ありがとうございました、たくさん気を使って頂いて」



「はは、他人行儀だね、恋人なんだしこれくらい当たり前じゃないか。

また明日、おやすみA」




「はい。おやすみなさい、夏油先輩」







なんだか今日は特別疲れた気がする



お風呂・夕食・歯磨き、全てをすませ

後は寝るだけの状態でベッドに寝転がる




夏油先輩は大好き。



告白したときから私の気持ちは変わってない


それに付き合ってからまるでお姫様のように扱ってくれるし、大切にしてくれているのがよく分かる



しかし、それと同じくらい時々彼の瞳に狂気を感じることがある。





「…大好きなはずなんだけどな」






それがものすごく怖い。








もう眠ってしまおう。


そう目をつぶったがスマホを確認していないことを思い出した


いけない、ちゃんと返信しないと…






[今日も1日お疲れ様

久しぶりにAが呪術師として頑張ってる姿が見れて楽しかったよ。ありがとう。

おやすみ]




[こちらこそ着いてきてくれてありがとうございました。おやすみなさい。]







…うーん、少し冷たい感じがするけど

まぁいいか。もう眠い




明日の朝、しっかりした文章を送ろう




***



今日はオフの日だった。



朝、昨日の夜あまりに簡潔なメッセージを送ってしまったせいで夏油先輩の機嫌が悪かったら嫌なので丁寧に長文でおはようメッセージを送っておいた



任務がない日でも授業はあるので、しっかり身支度を整え学校へ向かう




「あ、Aじゃん。おはよー」



「おはようございます硝子さん！」




校門を過ぎ、室内へ入ろうとしていたところ
硝子さんと出会った





「硝子さん今日任務入ってますか？もし、暇だったら一緒にお出かけしたくて…」





硝子さんは五条先輩や夏油先輩と違ってあまり外で出向くことはない。


といっても仕事がない訳ではなく、主に負傷し帰ってきた呪術師の回復を目的とし、高専内にいることのほうが多いのだ。






同じような術式を持っているが、なぜか私は外にいくことの方が多かったりする




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