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人騒がせな先輩達がいなくなり、急に静かになった教室
七海くんはさっさと自分の席に座り最近買ったらしい新しい本を読んでいる。
「その本、面白い?」
「ええ。なかなか面白いですよ。Aさんもこういう本を読んだ方がいいと思います。国語力上がりますよ」
え、どういう意味…
「なぁなぁA!夏油さんと付き合ってるんでしょ?!色々聞かせてよ!」
「えぇえ!!な、なんで知ってるの?!!」
灰原くんが自分の席に座りながらもキラキラの眼差しを向けてくる
そういえば夏油先輩のことめちゃくちゃ尊敬してたっけ
というか、私が先輩と付き合っていることはまだ誰にも話してないはず…
別にこの2人に隠すつもりはないが、
なんて話したらいいか分からず色々考えていたら大分過ぎてしまったのだ。
異性に恋バナはなかなか言いづらいものである。
「知ってるも何もすげぇあからさまじゃん!」
むしろ隠してたの?そう言わんばかりのリアクションに驚く
「あなた分かりやすいですし、夏油さんも隠す気はないみたいなので誰がどう見ても明らかでしたよ。」
「……まじか、七海くんまで、、」
「2人が両思いなの知ってたしやっと付き合ったかーって五条さんと寮で話してたもんな!」
「なんでもいいですけど私を巻き込まないで欲しいです」
先輩達までも知っていたとは…
私を挟み左右で会話をする2人を眺めていると
スカートのポケットに入れていたスマホが震え出し着信音が鳴り響いた
「ん、誰からだろ…………あ!夏油先輩だ!!!」
急いで電話に出る
「はい!花澤です!!」
『ふふ、元気だね。そんなに慌てて』
「いやぁ、あの、夏油先輩の名前が出てたので急いで…」
── 私の電話には10秒以内に出でること。いいね ───
そう言われた時のことを思い出す
これは夏油先輩が必ず守ってほしいと言ってきた約束事のひとつだ。
「えっと、さっきぶりですけど何かありました?」
『今日の任務、昼から横浜へ行くんだったよね』
「はい。そうですけど」
夏油先輩は何故か私の任務内容を事細かく把握している
『実は今日対処するはずだった呪霊が別の呪術師に祓われたらしくて、オフになったんだ』
「あ、それは良かったですね」
『それでAの手伝いが出来るんだけどどうかと思って』
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たろ。(プロフ) - 夢主…厄介なの引き寄せるな…ななみんと硝子さんにときめいちゃったよ… (2022年2月25日 1時) (レス) @page33 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
シオリ - 束縛彼氏の夏油先輩神です💖続きがすごく楽しみです🙌 (2022年2月17日 4時) (レス) @page39 id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
高杉(プロフ) - シオリさん» シオリ様*ご指摘ありがとうございます!助かりました( ˶˙˙˶)更新前に一度読んで確認しているのですがもう恥ずかしすぎてちゃんと読めてないんですよね笑笑多分これからも誤字でご迷惑かけると思いますがまた読んで頂けると嬉しいです⋆︎* (2022年2月16日 19時) (レス) id: 247460786d (このIDを非表示/違反報告)
シオリ - 33の所 全身だと思うのですが"全然”ってなってますよー&更新すごく嬉しいです❕❕🥰🙌 (2022年2月16日 18時) (レス) @page35 id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
高杉(プロフ) - RIOさん» RIO様*コメントありがとうございます!!分かります…!私もヤンデレ大好きです( * ´ཫ`*)♡めちゃくちゃ嬉しいです…!少しずつですが毎日更新していこうと思っているのでどうぞこれからも読んでいただけると嬉しいです*_ _)❁⃘*.゚ (2022年2月16日 0時) (レス) @page37 id: 247460786d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高杉 | 作成日時:2022年2月10日 10時