10 ページ11
*
呼び出し音が少しなったが直ぐに繋がった
「もしもし、すみません任務前に」
『構わないけど、どうかしたのかい?』
うわ…やっぱり嫌だ、どうしよう、怖くなってきた…
もう絶対怒られるよね、既に泣きそう
やっぱり五条先輩も説得して諦めてもらうべきだった…
しかし後にはひけない。
駄々こね先輩が横で早く言えと急かしてくるし…
「…あの、今日私任務なくて、ちょうど五条先輩も休みだから…」
休みというか寮謹慎中だが
「先輩と遊んでもいいかなぁ…とか、思ったり…して…みたいな…そんな…感じです…」
何語喋ってんだよウケると横で爆笑される
先輩がわがままいうから勇気振り絞って電話してんですよ!!
そう目で訴えるが果たして伝わっているのかどうか…
『…あれ?ついさっき話したことが伝わっていなかったのかな?
君は猿ではく人間だから、人の言葉が分かると思っていたんだけど、言葉ではなく体に直接叩き込むべきか…』
うーん、という声が聞こえる
え、体に叩き込むとはどういう意味でしょうか?
ボコボコに殴るって意味でしょうか?
「すみませんすみません!分かってます!!ただちょっと言ってみただけっというか、分かってます本当!殴らないで下さい!」
『え?殴る?私はDVのような野蛮なことはしないよ。ましてやAを殴るなんてある訳ないじゃないか、はは』
いや、全然笑えません…
『なんてね、冗談だよ。悟に遊んでくれとわがまま言われたんだろう。いいよ』
「…え、いいんですか…だって先輩…」
『まぁ、悟のことは信用してるからね。ただ今から言うことは絶対守って欲しい。』
これは驚きだ…まさか許してくれるなんて…
いや、今は先輩の言うことをちゃんと聞かなきゃ…!
私は自分の机の中から慌てて紙とペンを取り出した
『門限は18時。何があっても18時には自室に戻ること。カラオケや満喫など密室空間には行かないこと。何時にどこへ行ったか細かく私に報告すること。』
私は必死にペンを走らせた
『後は、必要以上に話さない・近付かない・触らないってとこかな』
…それは無理です、流石に
なんて言えるはずもない。
「…はい、分かりました」
『それじゃあ、私が電話した時は10秒以内に出るんだよ』
そう言い残し電話は切れた。
.
381人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たろ。(プロフ) - 夢主…厄介なの引き寄せるな…ななみんと硝子さんにときめいちゃったよ… (2022年2月25日 1時) (レス) @page33 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
シオリ - 束縛彼氏の夏油先輩神です💖続きがすごく楽しみです🙌 (2022年2月17日 4時) (レス) @page39 id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
高杉(プロフ) - シオリさん» シオリ様*ご指摘ありがとうございます!助かりました( ˶˙˙˶)更新前に一度読んで確認しているのですがもう恥ずかしすぎてちゃんと読めてないんですよね笑笑多分これからも誤字でご迷惑かけると思いますがまた読んで頂けると嬉しいです⋆︎* (2022年2月16日 19時) (レス) id: 247460786d (このIDを非表示/違反報告)
シオリ - 33の所 全身だと思うのですが"全然”ってなってますよー&更新すごく嬉しいです❕❕🥰🙌 (2022年2月16日 18時) (レス) @page35 id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
高杉(プロフ) - RIOさん» RIO様*コメントありがとうございます!!分かります…!私もヤンデレ大好きです( * ´ཫ`*)♡めちゃくちゃ嬉しいです…!少しずつですが毎日更新していこうと思っているのでどうぞこれからも読んでいただけると嬉しいです*_ _)❁⃘*.゚ (2022年2月16日 0時) (レス) @page37 id: 247460786d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:高杉 | 作成日時:2022年2月10日 10時