「好き」の証明って！？［阿部亮平］ (ページ6)

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5.店員さん、店長さんページ6

っ、元気…(笑)

髪の毛ピンクって、なかなかいないよね……

………ん？この店員さん、どこかで見たことある気が…

？？「おーーーい？帰ってきてーー」

「っは！！すみません！」

？？「全然！気にしないでください！お好きな席にどうぞ！」

「ありがとうございます…」

早速醜態を晒してしまった…

？？「ご注文お決まりですか？」

「あ、えっと…いちごオレでお願いします」

？？「承知いたしました！舘様、いちごオレ1つーーー！！」

？？「聞こえてるからボリューム下げてー？」

シェフさんかな？

？？「はいっ！！」

全然下がってないけど…(笑)

？？「あのさ、俺のこと知らない？」

「……見たことある方だなあ…とは」

？？「ふは、マジか、やっぱ最高」

「…？」

？？「俺、ダンスサークルの元リーダーの佐久間大介」

「……あ！！！照のシンメの！」

この前の大学内のイベントで、少しだけ話したことがあった。訳あって、その日でサークルをやめてしまったらしいけど。

佐久間「よかった、覚えてくれてた！Aちゃん、だったよね？」

「はい、そうです」

？？「佐久間、知り合い？」

いつの間にか佐久間先輩の隣に、品の良さそうな人が、カップを片手に立っていた。

佐久間「うん、大学の後輩のAちゃん」

？？「Aさん、はじめまして。Rainbow Roseの店長兼シェフの宮舘涼太と申します。舘様、とでもお呼びください。こちらいちごオレです」

「ありがとうございます。あの、舘様は、高地さんってご存知ですか？」

宮舘「え、高地のこと知ってるの？」

「はい。実は、昨日までJAPONICA STYLEに通わせていただいてたんです。お店閉めることになったと聞いて、明日からどこのカフェに行こうか悩んでいたら、高地さんがRainbow Roseを薦めてくださって」

宮舘「そっかあ、閉めちゃったかあ…高地とは高校で知り合ってさ、ふたりともカフェが好きで、いつかどっちも店持って、売上勝負しようって話してたんだ。ドローのまま終わっちゃった(笑)」

そんな話をしていたとき、

あなたは現れたんだ。