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1.「JAPONICA STYLE」 ページ2
「え、お店閉めちゃうんですか…？」
大学帰りや休日など、毎日と言っていいほど通っていたお気に入りのカフェ、「JAPONICA STYLE」。
店長の高地さんが、寂しそうな顔で教えてくれる。
高地「うん。田舎に住んでる母親が、病気になっちゃったみたいで、しめざるを得なくなっちゃったんだ。いつも来てくれてたのにごめんね…」
「いえ！こちらこそ、毎日押しかけてすみませんでした！」
高地「ううん、嬉しかったよ。ありがとうね」
「それはこちらこそです！」
明日からどこで勉強しようかな…
高地「Aちゃん」
「っ、はい！」
高地「ふっ、いい返事！(笑)今度さ、気が向いたら、「Rainbow Rose」っていうカフェに行ってみて。俺の親友がやってるんだけど、ここ気に入ってくれたなら、Rainbow Roseも好きだと思うんだ」
…虹色の薔薇って、珍しい名前だな…
高地さんと、「また必ず会おう」と約束して、私はJAPONICA STYLEを出た。
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作者名：ひらりと桜 | 作成日時：2021年10月29日 23時
