【H×H】あなたのものじゃない【クロロ】

嫌々と ページ29

うん、そうだよね、わかってた

わかってたけども…ね


『やっぱりシャルナークも幻影旅団か…』



ふと出た言葉にシャルナークは意外そうに目をぱちくりさせた


ｼｬﾙ｢え、もしかして団長から聞いてなかったの？｣


むしろ聞いてたと思ってたんかいっ！

と心の中でツッコミしたことはさておき…



『仲間のことを教えてもらえるほど仲良くもなってないよ…会ったの今日が初めてだし』


そう言うとシャルナークはさらに驚いた顔をした

クロロから私のことについて前々から聞いていたらしい

クロロは私と会うのに意外と手間取ったのかな？


そう思うとどこか面白くてフフっと笑ってしまった


シャルナークは何笑ってるんだよと言わんばかりのじとーっとした目で見てきたが、私は気にせずそのままでいた



ｼｬﾙ｢…ま、いいや。とりあえず団長のとこ行くよ｣


『………えー』


そういえば部屋を出る時クロロに、電話してくるねって言ってたのを思い出した

ホントはしてないけど…

まあ、電話が終わった時にシャルナークと会ったって言えばそれっぽい言い訳になるか


しかし、面倒くさいことになりそうなのでクロロの元へ戻ることへは渋ってい…



『えっと、それは本気で言ってる？』

と、思わず聞いてしまった



ｼｬﾙ｢本気だけど｣


一応聞いてみたが冗談ではなかったみたい


『ちぇ、残念』


ｼｬﾙ｢そんなこと言ったら団長悲しむぞー｣


むしろそっちの方が面白いから悲しんで泣きわめいてほしいわ

と、口に出せないこと心の中でたくさん言った




本当は逃げたかったが、シャルナークから逃げられるわけでもないと考え…



私は一息吐いて、行こか。とだけ言ってクロロのいる部屋へシャルナークと向かった

終わり ログインすれば
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