【H×H】あなたのものじゃない【クロロ】

限定スペシャルコーヒー ページ6

『よしっギリ間に合った…』


目の前には小さいが、オシャレなカフェが建っている


ここのカフェは朝の8時半〜9時の間しか販売していない限定スペシャルコーヒーが売っている


しかもハンターライセンスがないと買えないのだ



実は私……持っている


ハンター試験を受け合格した、立派なハンターだ



私は店に入り、マスターにハンターライセンスを見せた


『マスターあれ、お願い』


それだけ言うと、マスターは無言で頷いた


私はカウンター席に座り、コーヒーが出るのを待った



このお店を見つけてから、仕事がある日以外毎日ここに通っている



それほど絶品だ



しかも、この時間帯はハンターが多い


今も数人、それらしき人達がいる


まあ、ライセンスさえあればいいから、盗んじゃえばハンターじゃなくても飲めるけどね______



｢お待たせ致しました｣


『お！ありがとうマスター』


やっと来た！私の愛しの限定スペシャルコーヒーが！


『いただきまーす』


私はゴクリと飲んだ


口からは上品で甘い香りが溢れ出ている


『ん〜美味しい！！最高よマスター！』


マスターは無言で礼をすると、私の前にコーヒーゼリーを出してきた


『ん？これは？頼んでないけど…』


私がそう言うと、マスターは少し微笑みながら言った


「新作になります。いつも美味しそうに飲んでくださる貴方様に是非食べていただきたく…お代は結構ですので」


『えええうそ！ありがとうマスター！……しかもこの匂い、これまさか』


匂いで分かる、このコーヒーゼリー…


『限定スペシャルコーヒーの……』


マスターは無言で頷いた

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