【募集企画】東方幻想記録物語9巻

DECISIVE BATTLE 剣城 ページ31

「なっ…！貴様は…！」
「てめぇの好きにはさせねえぞ！光イイイイ！」

剣城はそう叫びながら光の足首を掴む。

「何ですって…！？」
「うおおおおおおおお！」

そのまま剣城は光と共に飛んで行く。

「何をする気だ…！」
「これから俺たちのステージに招待してやらあ！」

そのまま光を運んでいく剣城。

「…よし、今だっ！」

剣城はタイミングを計って光を離す。

「くらえ…！《格闘：ウインドインパクト》！！！」

空中の光に剣城は渾身のドロップキック喰らわせた。
落下していく光。光は地面で受け身を取った。

「おのれ…！」

怒りを露わにする光。
…と、

「《呪縛：カーストラップ》！」

付近に居た虚は両手を合わせる、
と、地面に刺さっていた五寸釘に紫色の電流が走り、それは、光を包んだ。

「なっ…！」

動けなくなる光。

「こ…こんなもの…！」

その隙を狙うように、空中から記と被華が弾幕を放つ。

「《陰陽:九字》！」
「《死符:死の旋風》！」

白と黒の弾幕が光に襲い掛かる。

「ぐっ…はああああ！」

光は呪縛を力づくで解き放ち、弾幕を弾幕で打ち消す。

「次だよ！」

被華が叫ぶと、二つの人影が急接近して来た。
ー剣城と、早月であった。

「「ハアアアアアアアアア！」」

接近戦では幻想郷最強格の二人、剣城と早月であった。
早月と剣城のラッシュにより徐々に追い詰められていく光。

「くっ…！貴様ら…！」

そのまま、二人は光を同時キックで吹き飛ばす。

「ハアアアアアアアアア！」

そして、上から被華が鎌を持って急襲した。

「何っ…！？？」
「《鎌符:生死の一太刀》！！」

エネルギーを溜めた鎌を振り下ろそうとする被華。

(こうしている間にも、幻想郷は光に侵略されている・・・！
だから私たちの作戦は、短期決戦・・・。
まずスピードが一番速い剣城が人里から突き放し、
虚が呪術で縛る・・・！そして記と私が弾幕で制圧！
その後接近戦に優れた早月と剣城で決定的な隙を作り、
最後に私が・・・！)

「とどめえええええええ！」

叫びながら鎌を振り下ろす被華。
・・・と、その被華に、何者かが弾幕を放った・・・。

VS 幻想郷の強者 剣城→←決戦前夜 剣城

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