EX BOSS VS 影 剣城 ページ47
「戦うって・・・!」
圧倒的な力での異変解決を見せた影の提案。
多くの人は、それに驚いていた。
「・・・ごめん、ちょっと突然過ぎたか・・・?忘れて。」
影は首を振る。
・・・が、
「良いぜ・・・。俺が相手になってやる。」
一人の男が名乗り出た。
「おっ・・・来るならお前だと思ってたさ・・・剣城君!」
「ま、ちょっと暴れ足りないし・・・」
剣城は人差し指を影に向けて、
「俺と戦ってくれ!影!」
堂々の宣戦布告。
「あらら・・・言っておくけど、勝ち目は万に一つもないわよ?」
「そそそ・・・そうデスよ・・・!戦う必要ナンテ・・・」
「馬鹿じゃないの・・・?」
「第一戦う理由なんてある訳?」
「そうよ・・・一体何故・・。」
紫、虚、早月、記、被華が口々に反論する。
「・・・何だろうな・・・。強いて言えば・・・お祭り感覚かな・・・?」
「どういう事!?」
剣城の素っ頓狂な物言いにツッコむ被華。
「ハッハッハ!こりゃあ面白いな!良いぞ、遊んでやる。」
分かりやすく挑発する影。
「よっし・・・!行くぜ!」
ー斯くして、この異変最後の弾幕ごっこ・・・もとい、ぶつかり稽古の幕は上がった。
−−−−−−−−−−−−
森の中、向かい合う二人の戦士。
一人は圧倒的な実力で異変を解決した少女、影。
もう一人は、幻想入りしてたった一週間と少しの少年、剣城。
ー実力の差は歴然。・・・だが、
「何で戦っちゃうんですかねぇ・・・。」
あきれたように言う被華。
「まあ、あいつが戦う時はスポーツ感覚だからね。」
さながら観戦席となった場所に座る1人の少女。
幽香であった。
「あら幽香。霊夢たちはどうしたの?」
「戻ったあの子たちを起こしたらすぐ帰ってったわ。「異変終わったから宴会の準備する」って。」
「あの子もあの子でマイペースね・・・。」
紫が呆れたように言う。
「それより、あいつは自分からは戦おうとしないけど、弾幕ごっこを申し込まれたら戦わずにはいられない奴なのよ。魔理沙ともそれで戦ったし。」
「なるほどね。」
「それに、剣城は普通に強いわ。私に匹敵する程にはね。」
「幽香に匹敵・・・!?」
幽香の発した言葉に驚く被華たち。
「へぇ・・・あの幽香が興味を持つ程の男ねぇ、一体どんな奴なのか・・・。お手並み拝見と行こうか・・・。」
「よっしゃあ・・・行くぜエエエエエエエ!」
剣城は、影に突っ込み、右手に持った剣で斬りかかった。
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フウ(プロフ) - 更新しました (2022年8月2日 9時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 一次的にアクセスできませんって出ました・・・ (2022年8月2日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新します。少し設定変えます。 (2022年8月2日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(プロフ) - 記念すべき10巻目!作っておきます! (2022年7月10日 17時) (レス) @page50 id: f03e2072c0 (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました。 (2022年7月10日 2時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2022年4月20日 17時