【募集企画】東方幻想記録物語9巻 (ページ42)

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最終形態剣城ページ42

一人の女性によって終焉を迎えた異変・・・。
そして、最後の敵である光は、縄で縛られていた。
・・・が、

「・・・これで・・・終わったと思うな・・・。」

光はポツリと呟いた。

「・・・！」

この場に居る全員に緊張感が走る。

「まさか・・・この手を使う事になるなんてね・・・。」
「何をする気なの！？」
「見せてあげる・・・」

そう光が呟くと、光は何かを呟き始めた。

「なっ・・・！やめろおおおおおお！」

被華が鎌を持って光に斬りかかる。
ーが、それは遅すぎた。

「はあああああああああああああ！！！！！！！！！！」

光を中心に白い光が弾ける。
ーそして、光の中から白い翼が現れる。

ーそして、

「あはっ」

狂ったようなその笑い声。
同時に、白い光の中から翼を生やした光が現れた。

「・・・まさか・・・ここまでの執念とはね。」

紫が呟く。

「何の・・・もう一度やるだけですよ！」

衣久がスペルカードの体勢に入る。
口元を歪める光。

ーと、同時。
衣久が光の鎖に縛られた。

「・・・なっ・・・！」
「・・・フフフ・・・あなたたちの事はすでに分析済みよ・・・。もちろん、あなたたちもね・・。」

次の瞬間、天人たち、そして紫、更には影が同じ鎖に縛られた。

「な・・・っ！・・・こんなもの・・・私の能力なら・・・！？」

「フフフ・・・この鎖は、縛った者の能力をも縛るのよ。そして、決して断ち切る事は出来ない・・・。」
「そんな・・・！」
「これでは能力が・・・！」

影のもう一つの能力を封じられては、手段は一つ。
ー"倒す"しかない。

「さて・・・邪魔は無くなったわ・・・。」

光は被華の方へと向く。

「被華・・・ここであなたを殺す・・・！」

光は右手に光の剣を持ち、被華へと斬りかかる。

「・・・鎌符「生死の一太刀」！」

鍔迫り合い。

「光・・・あんたは何としても私が殺す！例え相打ちになってでも！」

と被華が光を睨みながら叫んだ。