【募集企画】東方幻想記録物語7巻

楽園の裁判長の片割れ　神明写姫・ヤマザナドゥ ページ29

「この者の罪状は、、、！」
　
　今日も今日とて死んだ者達を断罪し、断罪しの繰り返し。
　もう流石に疲れの限界が近づいてきた。

「そろそろ交代してもらおうかしら。」

　近くにいる部下に一度裁判を止めて映姫を呼んでもらう。

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「あら、写姫。交代の時k…」
　
　映姫がそう言い切る前に、

「うわぁ〜ん、もう限界だよえいきっき〜！」
　
　そう言いながら私は映姫に抱きつく。

「もう、やめて下さい。そう、貴方は人の話を聞かなすぎr…」

「ねぇ、私もう休憩しても良いわよね？」
　
　映姫の長〜いお説教が始まる前に話を遮り休みを請う。

「はぁ、貴方は全く、、えぇ、もう休んで来ても良いと思うわ。」

「やった！そうと決まれば地上に向かう準備をしなきゃ。」
　
　休みの時間では無いのだけど、、と私に呆れる映姫を横目に地上に向かう準備を始めようとする。

「仕事にはしっかりしている貴方に言う必要は無いかもしれませんが、地上にいる時間を考えながらにしてくださいね。」

　"仕事には”という部分が少し気になるけども、大丈夫と返事をして地上への準備を始める。
　二人目の閻魔【神明写姫・ヤマザナドゥ】、いざ地上へ降り立たん！

動かすものは楽なものばかりじゃないよ　黒岩将也→←日常のひとかけら　一条言葉

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