陰キャコミュ障オタクに戦わせんなーっ!_京森カノン ページ19
「外来人!こっちへ加勢しなさい、妹様が暴れてるわ!」
「了解です咲夜様ただいまそちらへ参りますので暫しお待ち下さいませついでにあとで一枚描かせて頂いても宜しゅうございましょうか」
「何言ってるのかサッパリだけど構わないからさっさと来なさい!」
「誠に御礼申し上げます私の女神様ッ!」
私京森カノンは、紅魔館の妖怪メンバーが暴走すると言う緊急事態の対応を手伝わされていた(咲夜様に頼まれたら断れない!)。いや待って、サラッと言ってるけど大分凄い事だからね?これってやっぱ異変だよね?待って待って、異変に巻き込まれてるの私?無理無理死ぬ。紅魔館面子に知らない人が混ざってる事に関してはもう考えない事にしたけど、これは尊死せざるを得ない。やばい。
私が咲夜様のところへ向かうと、狂気的に嗤いながら弾幕を咲夜様にぶつけている妹様がいた。すごい。二次創作で見たそのまんまだ…じゃなくて。私は能力を発動し、妹様が放った弾幕を「情報を削除する」という形で右手で消す。まさかそげぶ出来る日が来るとは思わなかったが、防御はできても攻撃方法が考案できていないのが難点だ。
(脳に直接能力を叩き込めば傷つけず攻撃できそうかな?)
私は座標を改変して妹様の目の前に飛び、妹様の頭に手を当てる。
(思考に魔法がかけられてる。操られてるのか!そしたら、脳の中の変になってるとこだけ改変をかければ暴走を治せるはず!)
魔法がかけられて思考が誘導されているらしく、脳の一部が変になっている。だから私はそこの情報の履歴を遡り、魔法をかけられる前の状態に改変する!
「元に戻って妹様!だーもう畜生、陰キャコミュ障オタクに戦わせんなーっ!」
心の叫びを放つと、呼応するように妹様が呻く。妹様は全身の力が抜けたように膝から崩れ落ちて、汗を滝のようにかきながら下を向いた。
妹様は頭を抑えながら浅く呼吸を繰り返し、息を整えながらゆっくりと立ち上がった。上目遣いでこちらを向いた。そこには、さっきの狂ったような表情はなく、小学生くらいの少女のような、やわらかい表情があった。
「妹様が、治った…?あなた、一体何を…」
「えぇっ、私は単に変になったとこを治しただけで悪いことは何もしてません本当ですだからその私は無罪というかなんというかえっとつまり私ですねすいません!」
私は高速で咲夜様に頭を下げる。咲夜様は呆れたように首を横に振りつつ、しかしどうやら責めてはいないようだった。
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うp主こと東方好き死神まお(プロフ) - 更新します! (2022年3月28日 16時) (レス) id: f03e2072c0 (このIDを非表示/違反報告)
天洲秋(プロフ) - 次巻作らせて頂きます!!! (2022年1月2日 12時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
素甘町(プロフ) - 更新しました!あと、お話がいっぱいになったみたいです! (2022年1月2日 12時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
素甘町(プロフ) - では、私も更新させて頂きます! (2022年1月2日 11時) (レス) @page49 id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
天洲秋(プロフ) - 更新しました! (2021年12月31日 15時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2021年4月3日 9時