顔面パンチしたら柱だった件について【時透無一郎】

殴って3 ページ4

今この人なんて言った。嫁なんて言ってないよね。そんなふざけたこと言わないよね。私の聞き間違いだよな。ハハハ。


A「すいません。聞きとれませんでした。」


無一郎「じゃあ、もう一度言うよ。僕嫁になって。」


A「んん？？今日私の耳が調子悪いみたいです。なんか嫁になれと聞こえてくるので。診察受けてからでもいいで「その必要はないよ」……」


無一郎「聞き間違いじゃなくて事実だよ。と言うことでこの紙に名前書いて。」


A「は？体調悪いんですか？しかもその紙婚姻届では？」


無一郎「そうだよ。婚姻届。君がこの紙に名前を書けばいい。」


A「思考ぶっ飛び過ぎでしょ。」


無一郎「はい、書いて。」


A「いやいやいやちょっと待ってください！私達会ったの初めてですよね！」


無一郎「え」


A「なんでそんな泣きそうな顔しているんですか」


無一郎「君が僕のこと覚えてないから。忘れやすい僕でも覚えているのに。」


A「えっと、本当にすみません。覚えてないんです。」


無一郎「別にいいけどこれから僕のお嫁さんになるし」


A「ちょちょちょっと待ってください。私にとって霞柱様は今初めて会いました。」


無一郎「うん。それが？あと霞柱様じゃなくて無一郎って名前で呼んでね。」



柱ってこんな感じなの？嘘だろ。しかもさりげなく名前で呼べって言ってるし、普通初めて会った人と婚約しないよね。向こうがおかしいよね。



A「普通の方は初めて会った方と婚約しないと思います。」


無一郎「なるほど。そうゆうことか。」


A「はい。だから婚約はできn「決めた！」また被せたな。」


無一郎「僕は柱だから普通じゃない。」


まぁ柱だしな。普通ではないよな。


A「そ、そうですね」


無一郎「そして普通の人はできないんでしょ。」


初めて会った人とはね。うん。ものすごい嫌な予感がする。


A「え、はい。」


無一郎「じゃあ君も普通じゃなくなればいい。」


A「馬鹿ですか。」

殴って4→←殴って2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す