祝宴 ページ14
フイルムを取り替えるとかで、みんなの視線が逸れたのでホッとしていたら、すぐ隣に立つ潤と目が合った。
J「ん？…どした？」
「なんでもない」
J「そ？」
「うん」
J「ありがたいなぁ。こんな風に祝ってもらって」
「潤の人柄とか普段の仕事ぶりを見て信頼してるからだと思うよ？
みんなきっと忙しいよね？それでもこうして集まってくれるって事は、そーゆう事じゃない？」
J「だといいなぁ」
「そうだよきっと。私の旦那さまはやっぱりスゴい人だ」
J「誉めても何もでねーぞ」
「ええ〜残念」
笑い合う私達の後ろでシャッター音がした。
カメラマン
「いいねぇ〜！
今二人ともすごくいい表情してたよ」
カメラマンさんがちょっと興奮ぎみに今撮った写真を見せてくれた。
満面の笑顔の潤と私。
完全に二人の世界…な雰囲気を写真に収められて照れくさくて潤と二人で苦笑いする。
「いいじゃんいいじゃん！」
「うわぁ幸せオーラ全開だし」
「松本さん、奥さんの事めちゃくちゃ好きなんすね」
嵐のメンバーもスタッフさん達も加わって写真の中の私達をイジる。
さすがの潤も照れくさくて、
J「せっかくだからみんなで撮ろうぜ」
なんて言って話を逸らす。
いつの間にかノンアルコールのビールやデリバリーの食べ物が並べられていて、立食パーティーみたいになった。
その様子を撮影してるうちに、メンバー、マネージャーさん、スタッフさん達も入り乱れての写真撮影会になった。
みんなが笑っていて、潤も楽しそうで、こんな風に祝ってもらえる私達は本当に幸せ者だなぁって思った。
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作者名：凪 x他1人 | 作成日時：2016年11月3日 0時
