思うままに ページ12
会見を終えた潤が私達の待つ部屋へやって来た。
「お疲れ様。……ありがとう」
真っ先に私のところへ来た潤に、胸が一杯でそれだけ言うのが精一杯だった。
J「どう言われるかわかんないけど、俺の気持ちは、俺の考えは全部伝えたよ」
「うん。きっと大丈夫だよ」
私や私の周りの人達の事を考えてくれたからこその一人での会見。
潤が矢面に立って私の事を守ってくれたことが嬉しい。
と同時に、これからはそんな潤を私が支え守ろうと思った。
S「ワイドショーの方はみんな好意的だった」
A「みんな松潤をベタ褒めしてたよ」
嵐のみんなもホッとしたようで、にこやかに潤を取り囲む。
「大丈夫だよ」って励ましてくれた翔くんや二宮くんもさっきまでハラハラしてたもんね。
J「ファンがどういう反応するかまだわかんねーけど…
しばらく騒がしくなって迷惑かけると思う。悪い」
そうなんだよね。
嵐のみんなも現場現場で結婚の事聞かれるだろうし、
なにより、
潤が結婚した事でファンが減らないか。嵐の人気に影響が出ないか。
それが一番気がかり。
S「大丈夫じゃね？
記者さん達もいい記事書いてくれそーだし？
世間はテレビとか雑誌に流されやすいでしょ」
N「俺達が後に続けるように道筋作ってくれたんでしょ？だったら大丈夫ですよ」
A「万が一そうなったとして、そしたらまた頑張ればいーじゃん！
俺らはそうやってここまで来たんだから」
O「それで離れる人はそれまでだ」
嵐のみんなが潤を励ます。
何があっても俺達は大丈夫だからって。潤は潤らしく、思うまま進んでいいよって言ってくれてるようで。
メンバーの絆の強さを垣間見て、私の夫はすごい人なんだなぁって改めて思った。
何はともあれ、無事に終わって良かった…
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作者名：凪 x他1人 | 作成日時：2016年11月3日 0時
