予防接種２ ページ10
翔side
智「だぁれ？嫌だって泣いているのは。」
雅「にいちゃ！かえろ！！」
智「えぇ？もう帰るの？まだ来たばかりだよ？」
雅「ごようないない、ましゃかえる！！」
智「ご用はまだないないじゃないよ。」
狭い車内で手足をバタバタさせ、必死に抵抗している雅紀だけれど、智兄は笑顔でそれを交わし、あっという間に抱き上げた。
智「はいはい、雅紀。行くよー。」
雅「やっ！！いかなーい！！」
智「ふふっ、雅紀凄いねぇ。」
ジタバタともがく雅紀に、智兄は嬉しそうに笑った。
智「やっぱ去年よりも、大きくなってんだねぇ。最近体重も増えてきたし、来年もこんなに暴れられたら、僕抱っこ出来ないかもなぁ。」
そうは言いつつも、しっかりと抱いている姿は、兄というよりは父という雰囲気に似ている。
上四人の中で一番小さい智兄だけど、何だかんだで良い筋肉持ってるんだよなぁ。
だから、きっと来年もさっきと同じようなことを言って、雅紀のことを抱っこしているんだろうなと勝手に思ってる。
歩き始めた智兄に続き、俺ら３人も歩を進める。
それは先頭を歩く兄とは違い、若干の重さも感じられるけど仕方ないでしょう。
院内に入って、受付を済ませ、待合室で待っていても、まだ大泣きの雅紀。
でも、潤が自販機で買ってきた紙パックのジュースを目の前にかざしてみれば、ぴたりと泣き止んだ。
子どもはいいよなぁ、単純で。
ストローを刺してもらい、飲み始める雅紀だけれど、テンションは未だ低い。
和が宥めてみるけれど、効果はイマイチのようだ。
和「まーさ？ほら、ご用終わったら、お買い物行くんでしょ？」
雅「…や、いま。」
和「ご用終わったらね。何欲しい？」
雅「…いま。」
もうさ、さっきから「今」しか言わないの。
これには、さすがの智兄も苦笑いしている。
智「ほら、雅紀。和兄が何欲しいか聞いてるよ？」
和「うん、いいよ、雅紀。欲しいの言ってごらん？翔兄が何でも買ってくれるってよ。」
翔「…はっ！？俺！？」
潤「翔兄うっさい。ここ、病院。」
和の爆弾発言に思わず出た大きな声。
潤がすかさず睨みつけてくるから、慌ててごめんと謝った。
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みん - はるやんさん！おかえりなさい！！更新楽しみにしていました！！またお話が読めること嬉しく思っています。 (2016年7月25日 19時) (
レス) id: e7ef0ec652 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - はぴともさん» こんばんは。萌えてくださって、ありがとうございます♪今回も萌えてくださいね。 (2016年7月16日 20時) (レス) id: 96da3992ed (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - 沙羅さん» こんばんは。萌え転げてくださいましたか♪良かったです。どうか、その続きでも萌え転げてください＾＾ (2016年7月16日 20時) (レス) id: 96da3992ed (このIDを非表示/違反報告)
はぴとも(プロフ) - はるやんさぁ〜ん更新ありがとぉございます。ちっちゃい雅紀の物言いに萌えまくりです。またまた最初から読み返して楽しませてもらってますp(^^)q (2016年7月14日 18時) (レス) id: 66a1319a63 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 初めまして、かなぁ？（笑）m(_ _)m今までもずっと楽しませていただいてました！おしゃんぽ？と、やじゃぁに萌え転げました（笑） (2016年7月14日 8時) (レス) id: fc067ff077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるやん
| 作成日時：2014年9月30日 23時
