夢の中の君１ ページ43
潤side
朝。
目覚ましが鳴り、それを止めようと手を伸ばしたら、時計に届く前に何かが手に触れた。
時計のボタンを押しながら、まだ覚めきっていない頭を何とか回転させる。
それでも検討もつかなくて、自分の布団をはいでみる。
潤「…あれ、雅紀？」
そこにいたのは、紛れもなく俺の唯一の弟で。
俺の胸に頭をすり寄せるように寝ているその姿は、マジで本当にどうしようもなくめっちゃ可愛いんだけど。
何でここに雅紀がいるんだ？
あれ。だって、昨日は智兄と寝るって…俺の気のせいだったのかな。
それにしても。
たった一晩で、随分でかくなったような…。
あれか？雅紀も何気に智兄並に寝るからか？
寝る子は育つって言うし…。
…ん？育つ？？
ん！？何、このでっかい雅紀は！
思わず上半身をベッドにお越し、隣で寝ている雅紀を真面目に見つめてしまった。
雅紀はまだ２歳だ。
それが、何だ…今俺の隣にいる雅紀は、どう見ても高校生ぐらい。
ぷにぷにの手は、今や筋張ったような大人の手。
真っ赤なほっぺは、すっとしてしまい。
俺の腕にすっぽりと収まるサイズの身体は、俺と同じぐらいになっていた。
一晩でのあまりの変貌ぶりに、開いた口が塞がらなくて。
そのまま暫く雅紀を見つめてしまっていた。
少しして、部屋のドアがノックされる。
和「潤、起きてる？」
入ってきたのは、和兄だった。
…あれ、和兄。何か老けた？
メガネなんてしちゃって、どうしたの。
和「おはよ。ごめんね、寝起きで悪いんだけどさ。」
あれ、和兄。
雅紀見ても驚かないの？
和「さっき会社から電話あって、ちょっと行かなきゃならなくなったからさ。先に雅紀と一緒に出掛けてて？」
潤「…ん？あれ、出かけるんだっけ？」
和「まだ寝ぼけてる？今日は、潤の誕生日だから、３人でランチしに行こうねって約束してたでしょう？」
忘れちゃった？と優しく笑いながら、俺の頭をわしゃわしゃとやる和兄。
あれ…そうだったけ…？約束してたんだっけ？
和「ごめんね、せっかくの誕生日なのに。ランチには間に合うように行くから。」
返事をしない俺が拗ねているとでも思ったのか、和兄は困ったように笑った。
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ゆき♪( ´∀｀) - こんばんゎ!!始めましてゆりかごって言う作品読んでみたいんですけど送り方が分からなかったので此方に送りました。キラキラ星って言う作品良いですね♪すみませんお手数お掛けしますがパスワード教えて頂けませんでしょうか? (2015年1月21日 21時) (
レス) id: f29c16c0a6 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - 今晩は、はじめまして。みさと申します。はるやんさんの作品はどれも面白くついつい時間を忘れて読みふけっています そこではるやんにお願いがあります 陽だまりの家とゆりかごのパスワードを教えて頂けないでしょうか 宜しくお願いしますm(._.)m (2015年1月10日 21時) (レス) id: 2e99fe0a4f (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - なおこさん» こんばんは、初めまして。お返事遅くなってしまい、ごめんなさい。姪っ子さん、赤ちゃんなんですね。羨ましい〜！ちびちびと更新していきますので、良かったらまたいらしてくださいね。 (2014年9月1日 23時) (レス) id: 96da3992ed (このIDを非表示/違反報告)
なおこ(プロフ) - こんばんは。初めまして。以前から何度か読ませてもらってましたが、『2年前』を拝見して感想を書かせてもらいました。姪が今まさに雅紀くん状態です。すごくはまってます。これからも楽しいお話待ってます。お邪魔しました。 (2014年8月20日 23時) (レス) id: 7ef08442a3 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - 黒薔薇さん» こんにちは。お返事遅くなってごめんなさい。小さな手は多分体験された方も多いのでは…？と思いながら書きました＾＾パスの件ですが、ここではお教えできません。詳しくはゆりかごの説明文を読んでみてくださいね。お手数おかけしてすいません。 (2014年8月12日 17時) (レス) id: 96da3992ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるやん
| 作成日時：2014年2月28日 23時
