２年前２ ページ42
気が付けば、翔と和がまだ言い争っていたみたい。
リビングのドアを開け、再度「ただいま」という潤。
智「お帰りなさい。外、寒かったでしょ。」
潤「うん、めっちゃ寒かった。」
和「んじゃ、和兄が暖かいココア入れてあげましょかね。」
潤「やった、ありがとう。」
高校から帰ってきた潤は、制服姿のままトコトコと近づいてきて、僕の隣に座った。
潤「まーさき、ただいま。…て、ご飯中か。」
翔「もうすぐ雅紀のお食事タイムも終わるから。その前に、着替えておいで。」
潤「うん、そうする。」
立ち上がり、リビングを出ていく潤。
つい最近まで末っ子だったあの子も、今じゃお兄ちゃんだもんね。
まぁ、おいらかしたらあまり変わらないけど。
ココアを作っていた和がキッチンから出てくるのと、着替えを終えた潤が戻ってくるのは、ほぼ同時だった。
リビングで兄弟が揃って、どうでも良いような話をする。
潤「雅紀、ほらおいで。」
抱っこしたがる潤に雅紀を預ける。
ミルクを飲み終えた雅紀は、ご機嫌な様子で潤の腕におさまる。
器用に片手で抱っこして、空いてる手で雅紀の小さな手をぎゅっと握る。
そんなこんなで弟と遊んでいたら、小さな手がぎゅっと潤の指を掴んだらしい。
潤「ん？何。」
その口調は、何事もないように爽やかだけど、潤の顔は嬉しそうに笑っている。
先月は、指握ってくれたら嬉しくて嬉しくて、顔真っ赤にして黙っちゃってたもん。
潤「ふふっ、大丈夫だよ。まだ抱っこしててやるよ。」
イケメンそうに言うけれど。
潤君、耳まで真っ赤ですよ？
再びソファーに寝転がる和。
それを阻止しようと、ソファーに座った翔。
タイミングが良かったのか悪かったのか。
和が翔の膝枕で寝転がった。
和「…って！翔兄！そこどいて。」
翔「やだ。」
和「何で！男二人でこんなんやったって、絵面的にヤバいでしょ！」
翔「えぇ、だって和も俺の弟だもん。」
和「それはそうですけど！良いからどいて。ゲームできない！」
翔「やだ。」
和「弟に膝枕してる兄貴って、気持ち悪いって！」
翔「だって、和も俺の可愛い弟だもん。」
和「っ！？」
まったく…翔もわざとやってるし、和もそれわかってるから本気では怒ってないけど。
でも、和の顔もう真っ赤。
少しは素直になればいいのに。
これが２年前の我が家の様子。
…今とあまり、変わらないでしょ？
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ゆき♪( ´∀｀) - こんばんゎ!!始めましてゆりかごって言う作品読んでみたいんですけど送り方が分からなかったので此方に送りました。キラキラ星って言う作品良いですね♪すみませんお手数お掛けしますがパスワード教えて頂けませんでしょうか? (2015年1月21日 21時) (
レス) id: f29c16c0a6 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - 今晩は、はじめまして。みさと申します。はるやんさんの作品はどれも面白くついつい時間を忘れて読みふけっています そこではるやんにお願いがあります 陽だまりの家とゆりかごのパスワードを教えて頂けないでしょうか 宜しくお願いしますm(._.)m (2015年1月10日 21時) (レス) id: 2e99fe0a4f (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - なおこさん» こんばんは、初めまして。お返事遅くなってしまい、ごめんなさい。姪っ子さん、赤ちゃんなんですね。羨ましい〜！ちびちびと更新していきますので、良かったらまたいらしてくださいね。 (2014年9月1日 23時) (レス) id: 96da3992ed (このIDを非表示/違反報告)
なおこ(プロフ) - こんばんは。初めまして。以前から何度か読ませてもらってましたが、『2年前』を拝見して感想を書かせてもらいました。姪が今まさに雅紀くん状態です。すごくはまってます。これからも楽しいお話待ってます。お邪魔しました。 (2014年8月20日 23時) (レス) id: 7ef08442a3 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - 黒薔薇さん» こんにちは。お返事遅くなってごめんなさい。小さな手は多分体験された方も多いのでは…？と思いながら書きました＾＾パスの件ですが、ここではお教えできません。詳しくはゆりかごの説明文を読んでみてくださいね。お手数おかけしてすいません。 (2014年8月12日 17時) (レス) id: 96da3992ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるやん
| 作成日時：2014年2月28日 23時
