そばにいるよ１ ページ35
翔side
翔「じゅーん、コーヒー頂戴。」
潤「はいよ。…って、翔兄、今日もまた凄い寝癖だね。」
朝起きてリビングに行くと、我が家のシェフがキッチンに立っていた。
苦笑いしながら俺の頭を見るそのシェフは、既にどこへでも出かけられるぐらい身支度を終えている。
翔「…いいんだよ、家でしか見られない貴重な姿だぞ。」
何て言ってみたけれど、「家以外でその頭はやめてね。」と至極もっともな返事が返ってくる。
何も言えなくて、とりあえず睨みつけてみたら、リビングのドアが開く音がした。
和「おはようございまーす。」
雅「おはよーごじゃーましゅ。」
これまた寝癖だらけの二人がやってきた。
和也に手を引かれ、目を擦りながら歩いている雅紀。
雅「しょーにぃ…だっこー。」
翔「ん？抱っこ？」
俺の足元にやってきて、手を伸ばしてくる雅紀を抱き上げた。
ん？何か暖かくない？
翔「雅紀、どっかしんどいとこない？」
雅「んー…なーないよー…。」
寝起きだからか、いつもよりも舌足らずな返事。
本人はそういうけれど。
俺に体重を完全に預けてもたれかかってくる小さな身体は、いつもよりも暖かい気がするんだけど。
和「んー、雅紀。本当にしんどくない？」
和也も隣に立って、心配そうに聞いてくる。
暑かったのが一転して、最近は肌寒いくらいだから、体調を崩す人も少なくない。
ましてや、雅紀は身体が弱いから、こんな日が続くと大抵風邪をひいたりする。
トレーにコーヒーと体温計を乗せて、潤がやってきた。
潤「雅紀、兄ちゃん達やっぱり心配だからさ。雅紀が元気だよー！って、ちょっと見せて？」
雅「んー…いいよー。」
隙間から素早く体温計を入れ、挟む。
暫くして、体温計が計測終了を知らせた。
潤がそれをまた素早く抜く。
翔「どうだった？」
潤「…ん、37.3℃。」
和「微熱かぁ。」
思ったよりも熱なさそうでよかった。
さて、今日はどうしようかな。
潤「ごめん…俺、今日試験なんだ。」
翔「ん、わかった。」
和「俺、今日は２限までだから、その後なら平気だよ。」
翔「ん、そっか。じゃぁ、俺午前休み頼んでみるわ。」
雅紀を潤に預け、携帯を取りに自室へ戻る。
智兄がいる。とは言え、智兄は家で仕事しているんだから。
だから、こういう時は、俺らの中で無理をしない範囲で家にいられる人がいるようにしている。
でも、俺も仕事があるし、和也と潤は大学があるから、今回の潤のようにどうしてもという時、それはしょうがない。
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ゆき♪( ´∀｀) - こんばんゎ!!始めましてゆりかごって言う作品読んでみたいんですけど送り方が分からなかったので此方に送りました。キラキラ星って言う作品良いですね♪すみませんお手数お掛けしますがパスワード教えて頂けませんでしょうか? (2015年1月21日 21時) (
レス) id: f29c16c0a6 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - 今晩は、はじめまして。みさと申します。はるやんさんの作品はどれも面白くついつい時間を忘れて読みふけっています そこではるやんにお願いがあります 陽だまりの家とゆりかごのパスワードを教えて頂けないでしょうか 宜しくお願いしますm(._.)m (2015年1月10日 21時) (レス) id: 2e99fe0a4f (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - なおこさん» こんばんは、初めまして。お返事遅くなってしまい、ごめんなさい。姪っ子さん、赤ちゃんなんですね。羨ましい〜！ちびちびと更新していきますので、良かったらまたいらしてくださいね。 (2014年9月1日 23時) (レス) id: 96da3992ed (このIDを非表示/違反報告)
なおこ(プロフ) - こんばんは。初めまして。以前から何度か読ませてもらってましたが、『2年前』を拝見して感想を書かせてもらいました。姪が今まさに雅紀くん状態です。すごくはまってます。これからも楽しいお話待ってます。お邪魔しました。 (2014年8月20日 23時) (レス) id: 7ef08442a3 (このIDを非表示/違反報告)
はるやん(プロフ) - 黒薔薇さん» こんにちは。お返事遅くなってごめんなさい。小さな手は多分体験された方も多いのでは…？と思いながら書きました＾＾パスの件ですが、ここではお教えできません。詳しくはゆりかごの説明文を読んでみてくださいね。お手数おかけしてすいません。 (2014年8月12日 17時) (レス) id: 96da3992ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるやん
| 作成日時：2014年2月28日 23時
