懐しい時間 ページ7
朝食を食べ終え、「ごちそう様でした。」っと手を合わせた雅紀。
智くんがその様子に優しく微笑む。
「相葉さん？ゲームしよう。」
にのの声に顔を上げ、不思議そうに首をかしげる。
潤「っつか、お前、いつの間に持ってきた？」
和「え？昨日、マネさんに頼んで届けてもらった。ほら、回線繋ぎますから。相葉さん、あなたも手伝って？」
雅「・・あ、うん。」
・
リビングにある大型テレビの前。
ゲームの準備を始めるにの。
言われた通りにコードを繋いで手伝う雅紀。
その後ろ姿は、あまりに見慣れた光景で。
一瞬、今のこの状況がウソなんじゃないか？って錯覚に陥りそうになるぐらい。
自然過ぎる２人の空気を、隣の智くんも複雑な顔して見守っている。
和「はい。あなた、こっち。オレ、こっちね。」
雅「うん。」
和「これ、わかる？」
雅「・・たぶん。」
俺でもわかる、サッカーの対戦ゲーム。
これさ、昔、PVの撮影の合間に皆でやったよなー。
にの、まだ持ってたんだ。
２人の周りに俺ら３人も座り、その様子を見守る。
にのの読みは大正解。
ゲームの操作に戸惑いも見せず、雅紀は真剣にコントローラーを手にする。
にのの容赦ない攻撃に、
「・・あー！」
とか。
「・・えー？」
っとか。
小さいけど自然にリアクションの声も出始める。
「はい、次、潤くん代わって。相葉さんのは翔ちゃん代わってよ。」
にのと松潤、俺と雅紀がチームになって後半戦を戦う。
悪いけどさ。
普段、ゲームなんてあんましない俺だけど、サッカーゲームだけは得意なわけ。
次々に得点を挙げ、にのが作った大幅なリードも追い上げていく。
「よし！！」
いつの間にか夢中になってた俺。
「すごいね！翔くん！」
隣で応援してくれる雅紀も、嬉しそう。
わいわい盛り上がってる中、ソファで完全に寝ている智くん。
「ホント、いつでも寝れるのな？」
呆れて顔を覗きこむ松潤。
「ホント。」
やんや言いながらブランケットをかけてるにの。
「雅紀？」
３人の様子をじーっと見つめている雅紀が気になって声をかける。
「・・あ、ごめんなさい。」
俺の言葉にパッと振り返った雅紀。
「謝らなくていいよ。」
「・・あ、うん。」
「どした？」
「あ、うううん。」
「そっか。」
「・・しいな・・って。」
「ん？」
「・・なんかね。すごく、懐しかったの。・・・すごく。」
そう呟いた雅紀の横顔。
優しくて。
それが嬉しかった。
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あすぅぅ☆ - 何回泣いたか分からないくらい泣きました。こんなに感動したの久しぶりで…ありがとうございます!!!!!!!!!!!! (2014年11月17日 15時) (
レス) id: 3027382040 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 雅桜さん» 雅桜さん☆感想ありがとうございます。感動だなんて嬉しいです。短編集もゆっくりですが続けていますので、良かったら遊びに来てくださいね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あやさん» あやさん☆感想、ありがとうございます。そしてお返事が大変遅くなりました。相葉ちゃんは、やっぱりミラクルが似合いますよね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - Emiさん» 感想、ありがとうございました。コメントの連絡を受けておらず、お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありません・・！他で短編集も書いていますので、お時間がある時に覗いてやってください♪感動だなんて、嬉しいです。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
雅桜 - はじめまして!!雅桜です♪
とても感動しました。また、他の作品も読もうと思います☆ (2014年7月26日 18時) (携帯から) (レス) id: 2d0cf8d793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス
| 作成日時：2014年2月11日 15時
