エピローグ【４】 ページ50
トイレから戻ってきた雅紀。
ソファの下にちょこんと座ると、自分に向けられている俺ら４人の視線に気づいて顔を上げた。
雅「..え、なに？」
翔「こっちのセリフ。」
和「..ったく。」
わかりやすいぐらいに、シュンっと肩を落とした雅紀の隣に、智くんが移動して優しく肩を抱く。
智「言ってみなー。なんでもいいから。」
自分よりも小さな智くんにしっかり包まれた雅紀。
キュっと一文字にしていた口を、ゆっくりと開いた。
・
雅「たまにね..。たまに、知らない部屋、見たことない大きな部屋が浮かぶの..。えっと、すごい広くて、ソファがドーンってあって。..あと、すごくおいしいご飯。テーブル囲んで食べてるんだけど、その顔は見えなくて。..それとね、車に乗ってる場面も。..あと、お風呂に入るの。...誰とかはわからないケド...。...それって。」
潤「決まってるだろ？」
雅「...うん。」
和「それで？」
雅「怒鳴り声...。すごい怒られてる..。うううん、違う。心配してくれてる声...。オレ、それが嬉しくて...。そんで、そんでね、ギューってしてくれたの。」
翔「そっか。」
雅「オレ、きっと、その時もみんなに迷惑かけた..んだよね。」
和「ええ。」
潤「おい！」
和「今のあなたと一緒。ひとりで暴走して苦しんで、おバカさんのまんま。」
雅「...。」
和「だから一緒にいたんですよ。...あんた守るの、俺らの役目だから。」
雅「....。」
和「心配すんな。..だから、一人になるな。」
コクコク頷く雅紀。
首が揺れるたびに、ポロポロ涙が頬を転がる。
智「はは！相葉ちゃんは、泣き虫だなー。」
俺らのからかう声に、顔を真っ赤にした雅紀。
雅「...あのね、その時のオレもね。」
翔「うん。」
・
雅「みんなのこと、...大好きだった。」
・
和「知ってる。」
にのの言葉に、大きく頷き。
俺らは、
この愛すべき人を、
これでもか！ってぐらいに、
力強く
大事に
大切に
抱きしめた。
☆☆☆ the End ★★★
・
・
完結の後に、エピローグ。
すいませんでした(^_^;)
５０話全て使い切りました♪
本当に、たくさんのコメント、感想、ありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
また、短編集など、更新していきたいと思います。
その際は、ぜひお立ち寄りください〜。
アリス♪
終わり
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あすぅぅ☆ - 何回泣いたか分からないくらい泣きました。こんなに感動したの久しぶりで…ありがとうございます!!!!!!!!!!!! (2014年11月17日 15時) (
レス) id: 3027382040 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 雅桜さん» 雅桜さん☆感想ありがとうございます。感動だなんて嬉しいです。短編集もゆっくりですが続けていますので、良かったら遊びに来てくださいね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あやさん» あやさん☆感想、ありがとうございます。そしてお返事が大変遅くなりました。相葉ちゃんは、やっぱりミラクルが似合いますよね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - Emiさん» 感想、ありがとうございました。コメントの連絡を受けておらず、お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありません・・！他で短編集も書いていますので、お時間がある時に覗いてやってください♪感動だなんて、嬉しいです。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
雅桜 - はじめまして!!雅桜です♪
とても感動しました。また、他の作品も読もうと思います☆ (2014年7月26日 18時) (携帯から) (レス) id: 2d0cf8d793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス
| 作成日時：2014年2月11日 15時
