エピローグ【１】 ページ47
「うわぁ〜！！おじちゃん！また会えたね！！」
仕事終わり、局前に呼んでおいたタクシーに乗り込む。
雅紀に気づかれぬように先に後部座席に入った俺は、運転席に座る彼にそっと挨拶を済ませ、
続いて乗り込んできた雅紀に目をやった。
・
運転手さんの顔を見た瞬間、ふわぁ〜っと満面の笑顔になった雅紀。
「相葉さん、お久しぶりです。また会えて嬉しいです。」
「うわぁ〜！うん、おじちゃん、オレもすげー嬉しい！！」
「お元気そうで安心しました。」
「...あ、へへ...。あの、ちょっとお休みしちゃって。あ、でも、もう元気です。」
「良かった。」
「ありがとうございます。...あ、おじちゃん、あのね、この人、しょーちゃん！」
俺に視線を移した運転手さんは、俺に向かって会釈する。
「初めまして。以前、相葉くんを乗せたことがありまして。」
「そうでしたかー。」
・
・
病院までの道のり。
車内には楽しげに話す雅紀と運転手さんの声が響く。
「おじちゃん、今度、お店食べに来てね。」
「あ、ぜひ。」
「あ、あのね。おじちゃんが教えてくれた抜け道、マネージャーさんにね、教えたんだけどさ、すごい感動してた。」
「ああ、あの新宿の？」
「うんうん。さすがプロだよね〜って。」
「お役に立てて嬉しいです。」
「しょーちゃん、運転手さんね、すっげー良くしてくれたの。前にね、房総まで乗せてもらったの。明け方でね、もう仕事終わりだったのに、乗せてくれてね。」
「そーだったんだ。」
「いえいえ。ありがたいですよ。タクシーの運転手としては(笑)」
「あはは。なるほど！」
「でも、すっごいね、良くしてくれたの。」
「そっか。」
・
・
病院前にタクシーが停まる。
「今日は会えて嬉しかったです。」
「おじちゃん、オレも、すげー嬉しかった。」
「体に気を付けて頑張ってください。応援してます。」
「おじちゃんもね。...また、また..。」
「ええ。きっとまた乗ってください。」
「うん！」
先に車を降りた雅紀。
支払をしながら、気づかれぬように運転手さんに話しかけた。
「ありがとうございました。....なにも聞かないでいてくれて。」
「いえいえ。そんなこと。それより嬉しかったです。元気な彼に会えて。」
「運転手さんのおかげです。」
「いいえ。僕はね、相葉くんが好きなだけですよ。」
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あすぅぅ☆ - 何回泣いたか分からないくらい泣きました。こんなに感動したの久しぶりで…ありがとうございます!!!!!!!!!!!! (2014年11月17日 15時) (
レス) id: 3027382040 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 雅桜さん» 雅桜さん☆感想ありがとうございます。感動だなんて嬉しいです。短編集もゆっくりですが続けていますので、良かったら遊びに来てくださいね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あやさん» あやさん☆感想、ありがとうございます。そしてお返事が大変遅くなりました。相葉ちゃんは、やっぱりミラクルが似合いますよね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - Emiさん» 感想、ありがとうございました。コメントの連絡を受けておらず、お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありません・・！他で短編集も書いていますので、お時間がある時に覗いてやってください♪感動だなんて、嬉しいです。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
雅桜 - はじめまして!!雅桜です♪
とても感動しました。また、他の作品も読もうと思います☆ (2014年7月26日 18時) (携帯から) (レス) id: 2d0cf8d793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス
| 作成日時：2014年2月11日 15時
