変わらない寝顔 ページ4
「ってか、ルール違反です！再会するなり抱きしめるなんて。刺激しちゃいけないって言われてるのに、私だって我慢してるのに。・・ったく。信じられません！！！」
俺。
絶賛、説教されてます。
「あー！信じられない！あー！！信じられない！」
めっちゃ怒ってる(^_^;)
・
智「まあまあ、いいじゃん。よく寝てるし。」
和「よくありません！」
潤「刺激って言ってもさ。無理に思い出させるとか脳に負担がかかるとか、そーいうのとは違うじゃん？翔さんのは、ただの溺愛・愛情表現だし。」
んんん？
和「だからって・・。」
智「にのだって、相葉ちゃん寝てる時、ギューってしてたじゃん。」
和「//それは、あの人が、寝ながら魘されてたから・・」
潤「寝てるからいいとか、ないんじゃね？」
和「・・・あー！！うるさい！ほら。あなた達、せっかく相葉さん寝たのに、起きちゃいますよ？静かにしてください。」
フン！！
って顔して、また雅紀の寝るベッドに向かうにの。
俺らもその後を追う。
俺の胸の中で。
ガクン・・・って力が抜けて崩れちまった雅紀。
見れば気を失っていて。
３人によれば、不安定になると突然過呼吸になったり気を失ったりするらしく。
それは病院にいる頃から変わらないって事だった。
『常に誰かがそばにいること。』
退院を許可した主治医の先生からの言葉。
『不安から突発的な行動に走る可能性も否定できない。』
言葉の重みを改めて感じる。
・
「寝顔はさ。変わらないのにね・・・。」
雅紀の頬を触りながら、にのが呟く。
ホント。
寝顔はさ。
なんにも変らねーのな。
しいて言えば、あんまり食えてないせいか痩せてちょっとやつれて見えるけど。
でもさ。
目の前で寝る姿は。
雅紀のまんまなの。
「『しょーちゃん！』って言いそうでしょ？」
振り返ったにの。
まんまるな目がユラユラと揺れている。
「『お帰り、しょーちゃん！』って。言うと思ってたでしょう？」
泣き顔で笑うにの。
ごめん。
辛かったよな・・・。
「すぐに戻るって思ってた・・・。すぐに、「にのちゃん！」って、おバカな顔して笑ってくれると思ってた。」
涙をぽろぽろ零しながらも、俺の目を睨むように話し続けるにの。
「なのに・・・。なのに・・。・・ねえ。なんで？・・翔ちゃん。なんで？」
嗚咽を上げて泣き始めたにの。
震える肩を、智くんがそっと抱きしめた。
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あすぅぅ☆ - 何回泣いたか分からないくらい泣きました。こんなに感動したの久しぶりで…ありがとうございます!!!!!!!!!!!! (2014年11月17日 15時) (
レス) id: 3027382040 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 雅桜さん» 雅桜さん☆感想ありがとうございます。感動だなんて嬉しいです。短編集もゆっくりですが続けていますので、良かったら遊びに来てくださいね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あやさん» あやさん☆感想、ありがとうございます。そしてお返事が大変遅くなりました。相葉ちゃんは、やっぱりミラクルが似合いますよね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - Emiさん» 感想、ありがとうございました。コメントの連絡を受けておらず、お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありません・・！他で短編集も書いていますので、お時間がある時に覗いてやってください♪感動だなんて、嬉しいです。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
雅桜 - はじめまして!!雅桜です♪
とても感動しました。また、他の作品も読もうと思います☆ (2014年7月26日 18時) (携帯から) (レス) id: 2d0cf8d793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス
| 作成日時：2014年2月11日 15時
