ウソだろ？ ページ1
海外での仕事を終え５日ぶりに帰国した俺を待っていたのは・・・。
「相葉さん？・・・こちら、櫻井くん。櫻井翔くん。僕らと同じ。嵐のメンバーです。」
広いリビング、その真ん中に置かれたソファの上。
ちょこんっと浅く、背筋を伸ばし、強ばった顔で俺を見上げてる。
「雅紀・・・？あ、あの、俺、櫻井です。櫻井翔。」
「はじめ・・まして・・。あの、オレ、相葉・・です。・・・ごめんなさい・・。」
・
・
「落ち着いて聞いてください。」
空港から直行した事務所で待っていたのは、松潤、それに智くん。
それから事務所の幹部数人と俺らのマネージャー陣。
「翔さん・・・。あのね。雅紀がさ・・・。」
松潤が話してくれた内容は。
あまりに唐突で衝撃的で。
それは受容のキャパを軽く飛び越えていて。
「大丈夫。パニックになって当然。おいら、２日経ってもまだ信じられないから。」
悲しそうに微笑んだ智くんの言葉に反応する余裕もなかった。
・
「翔さんが日本を離れた次の日。雅紀さ、階段から落ちて。一時的に意識がなかったんだけど、夜には目が覚めて。検査上は異常もないし骨も折れてないし。やっぱミラクルボーイだよねなんてさ、俺らもこいつの寝顔見ながら笑ってたの。・・なのに・・。」
苦しそうに息を吐いた松潤。
その時の様子を思い出しているのか辛そうに顔を歪めた。
「どなたですか・・・？って。俺らの顔見てさ、誰ですか？って、そう言ったの。俺らだけじゃない。おばさんやおじさんの顔見ても、あいつ、誰でしょうか？って・・。その上、自分自身についても記憶がないんだ。名前も憶えてないし、これまでのいろんな記憶も、なにも残ってないんだ。」
両手で顔を覆った松潤。
その背中を優しく擦る智くん。
「先生はね、一時的なものだと思うって。すぐに回復する可能性があるから、すぐに公表はせずに様子を見ようってね、事務所とも相談したの。・・・翔くんに連絡しなかったのもね。もちろん心配かけたくないってのもあったけど。・・ごめん。おいら達の願いだったのかもしれない。・・翔くんが戻ってくる頃には、相葉ちゃんは元通りになっているはず・・ってね。」
まさか。
そんなこと・・って。
ウソだろ？
なあ、
雅紀？
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あすぅぅ☆ - 何回泣いたか分からないくらい泣きました。こんなに感動したの久しぶりで…ありがとうございます!!!!!!!!!!!! (2014年11月17日 15時) (
レス) id: 3027382040 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 雅桜さん» 雅桜さん☆感想ありがとうございます。感動だなんて嬉しいです。短編集もゆっくりですが続けていますので、良かったら遊びに来てくださいね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あやさん» あやさん☆感想、ありがとうございます。そしてお返事が大変遅くなりました。相葉ちゃんは、やっぱりミラクルが似合いますよね。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - Emiさん» 感想、ありがとうございました。コメントの連絡を受けておらず、お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありません・・！他で短編集も書いていますので、お時間がある時に覗いてやってください♪感動だなんて、嬉しいです。 (2014年7月27日 22時) (レス) id: 290a5b010d (このIDを非表示/違反報告)
雅桜 - はじめまして!!雅桜です♪
とても感動しました。また、他の作品も読もうと思います☆ (2014年7月26日 18時) (携帯から) (レス) id: 2d0cf8d793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス
| 作成日時：2014年2月11日 15時
