医者にぃとちび。5 (ページ12)

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あれから３日後。

忙しさに追われて、検診のことなどすっかり忘れていた時に届いた封筒。

この間の検診結果が送られてきたのだ。

智「あぁ、やっぱ要検査。忙しくて、そんなのしてる暇なかったよ。明日にでもやっとこうかなぁ･･･」

考えるだけでまた胃がキリキリと痛みだしたので、デスクの引き出しに入れていた胃薬を服用した。

胃痛が治まるのを待ってから、手にしていた封筒を鞄にしまって家路についた。

智「ただぁいま～。」

和「あ、おかえり！」

智「チビたちは？」

和「今、雅にぃが寝かしつけてる。」

智「そっか。はぁ、疲れた･･･」
和「ほんと、お疲れみたいだね；なんか顔色悪いよ？」

智「そんなことないよ。大丈夫。･･･っΣ」

一瞬顔を歪めて胃の辺りを痛がったのを、和也は見逃さなかった。

和「智にぃ？胃いたいの？」

智「え？･･･あぁ、大丈夫！」

和「そんな間開けて言われてもね～。ちょっとそこ、横になってください。」

智「大げさだなぁ、和は。大丈夫だって。」

和「いいから！」

智「うっ･･･はぃ。」

和也の目がいつになく真剣で、これ以上ははぐらかせそうにないと判断した智は、大人しく寝転んだ。