医者にぃとちび。5 (ページ1)

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あと30分で14時。
なのに、今から受け持ちの子のカテーテル検査が入っていた。

看「先生、準備できました。」

和「ありがとうございます。サキちゃん、ちょっと眠くなるお薬入れるよ～。眠ってる間に終わっちゃうからね。」

「こぁいよぉ～･･･涙」

和「先生に任せて？大丈夫^^」

和也はサキちゃんが興奮しないよう、ゆっくり声かけしながら、全身麻酔を施した。

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和「よし、病室運んでください。バイタル注意して。何かあれば連絡ください。あ、俺ちょっと整形行ってきます。」

看「わかりました。サキちゃ～ん。お部屋戻ろうね。」

まだ麻酔で眠っているサキちゃんの頭を軽く撫でると、急ぎ足で翔の病室に向かった。

＜整形外科病棟＞

看「大宮先生、翔くん大泣きですよ？；」

和「そうみたいだね･･･」

病棟中に響き渡る翔の泣き声。
他の患者さんに心の中で頭を下げながら病室に向かう。

翔「ぎゃー！やぁーっ！あっちいっちぇーっ！泣」

看「翔くん、大丈夫だからね～。」

翔「いやぁだ！ぎゃーっ！泣」

和「先生、てこずらせてすいません；」

医「あ、大宮先生！助かりました。抜糸しようとしたら、ずっとこんな感じで･･･」

何をされるのかわからないに加え、担当医ではなかったため、余計に恐怖心が出ているようだった。