医者にぃとちび。5 (ページ16)

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和「ただいま～。」

雅「かずっ！兄貴は?!」

和「車で寝てる。運ぶの手伝ってもらっていい？」

雅「よかった。入院したのかと･･･今いく！」

雅紀は身長も力もあるので、一人で智を抱き上げて部屋まで運んでくれた。

智「ごめ、ね？かずも、まさきも･･･」

雅「びっくりしちゃったよ、もー！」

和「少なくとも２日は仕事やすんで安静にしててくださいね？」

智「仕事、やす、めなっ･･･」

和「入院させてあげてもいいんですよ？睨」

智「でもっ･･･」

和「２つも潰瘍作ってる人がまだ言います？」

雅「智にぃは頑張りすぎの我慢しすぎなんだよ。和の言う通り、ちょっと休んだら？」

智「ごめ、さ･･･」

和「この間の検診でひっかかってたでしょ。そうでもなきゃ、よっぽどのヤブ医者に当たったか。」

智「よぅ、検査･･･でした。」

和「やっぱり；とにかく安静にすること。痛み出したら夜中でも起こすこと。じゃ、風呂入ってきます。」

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智「和、怒らせ･･･ちゃったね；」

雅「あんな言い方だけど、和なりに心配してんだよ。普段病気しない智にぃだから特に、ね？」

智「うん･･･雅紀も迷惑かけちゃって･･･ごめんね？」

雅「いーからいーから！今は痛みない？」

智「点滴、してもらった、から･･･だい、じょぶ。」

雅「じゃあ今日はもう休みなね。なんかあったら呼んでくれたらいいから。おやすみ。」

智「ん、ありがと･･･」

雅紀が布団をかけ直すと、智も静かに目を閉じた。

一週間後には智の胃痛も回復し、いつも通りの生活ができるようになった。