医者にぃとちび。４ (ページ47)

今日:16 hit、昨日:23 hit、合計:101,989 hit

・ページ47

部屋につく頃には、またいい感じにうとうとし始めていて･･･

このままベッドに寝かせれば、いつもならすぐ眠ってしまうはずだった。

潤「Σ！･･･う？」

和「ねんねしていいよ？ﾄﾝﾄﾝ」

潤「やぁ･･･にぃ、いっしょ～涙」

和「大丈夫！おにぃも一緒だから、な？撫」

潤「どこもいかないのぉ～涙」

和「どこにも行かないよ？ほら、目つぶってみ？おにぃがだっこしててやるから。

潤「うっうっ･･･涙」

和也は潤をベッドに寝かせるのを諦め、抱っこしながら体を揺らして眠気を誘った。

抱っこしていれば、ｽｰｽｰと寝息を立てて眠る潤だったが、少しでも体を離そうとすると、うっすら目を開けながら和也の服をつかみ、和也の存在を確かめた。

寝かしつけてから30分後、ようやくベッドに寝かせることに成功した和也だったが、ﾄﾝﾄﾝをやめようとすると泣き出してしまうため、和也も気づけば潤の隣で眠ってしまっていた。

----------------
----------

朝。

和「んっ･･･んぅ～･･･朝か･･･。」

横を見てみると布団にくるまってｽｰｽｰ寝ている潤。

通りで夜中冷えると思ったら･･･
潤に布団を全部持っていかれていたらしい；苦笑

潤を起こすにはまだ時間があったので、ゆっくりベッドから降りてリビングに向かった。

智「あ、和おはよう。きのうはありがとうね！」

和「おはようございます･･･ｸｼｭﾝ！」

智「どうした？くしゃみ出てるじゃん。」

和「きのう、布団を全部潤にもってかれちゃってたみたいで･･･；」

智「あれ？スウェットなんか濡れてない？」

和也のグレーのスウェットの端が、少し変色していたのに気づく。

和「あれ？ほんとだ。寝汗かいてたのかな･･･」

全く身に覚えのないしみに首を傾けながら、洗濯機に放り込んだ。