医者にぃとちび。４ (ページ41)

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雅「じゅーんー！朝だよ！･･･って、智にぃ?!」

智「んぅ？･･･んーっ･･･おはょ～」

雅「なんで潤の部屋で寝てんの？」

智「いやぁ；きのう夜泣きすごかったでしょ？あれで結局朝まで･･･」

雅「夜泣き?!全然気づかなかった！」

智「幸せな子だね、雅紀は･･･呆」

雅「なんか･･･ごめんね？俺、潤見てるから、先準備してきなよ。」

智「ふぁ～眠。･･･ぅん、ありがと。」

智は眠たそうにあくびをしながらリビングに向かった。

雅「じゅーん？そろそろ起きなきゃ、保育園遅れちゃうよ？」

潤「んー･･･」

ｺﾞｿｺﾞｿと布団に潜り込み、拒否の姿勢を見せる潤。

雅「ありゃらゃ；また朝から大泣きパターンだな･･･ほら、起きるよ！」

潤「！いーやぁー！泣」

勢いよく潤の布団をはぐと、起きたくないとぐずる潤を抱き上げてリビングに向かった。

智「おっ、潤！おはよ♪」

潤「やぁだぁ！おっきしないのぉ！泣」

雅「そんなこと言ってちゃ、保育園行けないよ？」

潤「保育園いかないー！おうちいるのぉ！泣」

智「あららら；困」

保育園大好きな潤が、ここまで嫌がるのも珍しく、智と雅紀は困りながらも、結局強制連行で保育園に連れていくことになった。

雅「潤、いい？今日はちょっとお迎え遅くなるけど、お利口で待っててね？」

潤「やぁや！にぃちゃ、いかないのぉ！泣」

雅「しょうがないでしょ？今日は智にぃ帰り遅いし、兄ちゃんも翔のとこ行かなきゃだから。わがまま言わないの、ね？撫」

潤「やぁや！にぃちゃ、だぁめ！いっしょー！泣」

潤には可哀想だが、きのうの様子からして連れていくわけにはいかない。

保育園で我慢してまってもらうしかなかった。

保「潤くん、お部屋いこう？お預かりしますね。」

雅「すいません；」

潤「いーやー！にぃちゃー！泣」

これでもかというくらいの力で雅紀にしがみついていた潤を、どうにか引き剥がして先生に預けた。

無理やり離されたものだから、潤の大泣きはさらにヒートアップし、離れていく雅紀に必死に手を伸ばして叫び続けていた。