医者にぃとちび。４ (ページ22)

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次の日。

きのう、和が寝てから智兄と作戦会議をした。

子どもじゃないんだし、逃げたりはしないだろうけど･･･ね？笑

雅「かーずー！行くよーっ！」

和「わかってますよ！拗」

雅「あっ、ちゃんと来た来た！笑」

和「当たり前でしょうが；」

智「んじゃ、行こうか♪」

和「智にぃも乗ってくんですか？」

智「うん！暑いからちびたちの保育園よってもらう笑」

翔「さとしーっ！準備できたーっ！」

智「今日は雅紀の車で送ってもらうからね。って、あれ？潤は？」

翔「じゅんはねぇ･･･あれ？お部屋かなぁ？」

智「もぉ；何してんだろ。」

和「いいですよ。俺見てきますから、智にぃは翔お願いします。」

智「うん、ごめんね；」

和也が双子の部屋に向かうと、半べそをかきながらブラウスのボタンと格闘している潤がいた。

和「じゅん、どーした？」

潤「うーっ･･･おにぃーっ涙」

和「ボタン、頑張ってたのか？ほら、もう泣かなくていいから；」

潤「だって、だってぇ～･･･しょおが先いくからぁ～涙」

和「だーっ、もうっ！泣くなってぇ･･･；ほら、ボタンできた。な？」

潤「んぅーっ拗」

準備ができてもまだグズグズ言っている潤を抱き上げ、車に向かった。

和「お待たせ～；」

智「あぁ、ごめ･･･潤、どうした？」

和「ブラウスのボタンできなかったんだって；んで翔が先行っちゃったからって拗ねてグズグズ笑」

雅「あちゃー；保育園着くまでに機嫌戻るかな･･･」

和「･･･まぁ無理でしょうね；苦笑」

智「どうにかなるなる！ほら、保育園遅れちゃうからしゅっぱーつ！」

予想外のドタバタで、和也は治療の心配などしているどころではなくなった。

結局グズグズが抜けない潤と、早く遊びたくてウズウズしている翔を保育園に預け、雅紀のクリニックへと向かった。