医者にぃとちび。４ (ページ21)

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１時間後。

バタバタと階段をかけのぼる音が聞こえる。
翔と潤の寝る時間だ。

和「こぉら。おうちの中は走らないの。笑」

翔「おにぃ！ぎゅっ」
潤「おにぃも一緒に寝よー！」

和「今日は久しぶりに智兄と寝れるんだろ？」

翔「いいじゃん！おにぃも一緒がいいーっ！」

智「ほらほら、和にくっついてないで部屋行くぞ？笑」

和「おにぃとはまた今度な？」

両足にしがみついている２人の頭を優しく撫でてやると、キラキラの笑顔がかえってきた。

潤「じゃあさとしー！絵本読んでね！」

翔「俺、絵本選んでくるー♪」

潤「あっ、待ってー！」

智「雅紀がね、和呼んで来てって。もうご飯食べてもいいってさ。」

和「ん？あぁ、ありがと。」

最近歯の痛みでろくに食事ができていなかった和也のお腹は、キッチンからするいいにおいにつられてグゥーと音を立てた。

智「ふふっ。お腹空いたでしょ？ご飯温めてあるから、下行って食べておいで？」

和「はぁ、やっと食べられる！」

和也が降りていくと、ちょうどご飯をよそってくれている雅紀の姿があった。

雅「あっ、かずー！早く食べよ？俺、もう空腹限界！」

和「え？！雅にぃ、まだ夕飯食べてなかったんですか？！」

雅「うん！だから早く手洗ってきて！先食べちゃうよ！」

え？俺のこと待っててくれた？
雅兄、ほんとそういうとこあるよなぁ～。

そのくせにお腹空いたって子どもみたいにダダこねてるし；
優しくって少しバカ・・・。それが雅兄のいいとこですかね♪

雅「かずー！はーやーくー！」

和「そんなお腹空いてるなら、先食べればよかったじゃないですか；」

雅「えー！だって１人で食べるより、２人で食べたほうがおいしいでしょ？」

和「・・・ありがと///ﾎﾞｿｯ」

雅「え？なんて？」

和「なんでもないです！さ、食べましょ。いただきまーす！」

雅「あっ、ちょっ！いただきますっ！」

和「んふふｗ」

そのうち双子を寝かせた智も降りてきて、他愛もない話で盛り上がった。