6 双子の喧嘩 ページ20
いつもの営業中、光と馨が声を揃えてハルヒにお願いした。
光「ねえハルヒ」
馨「ハルヒの家遊びに行ってもいいー？」
ハルヒ「ダメ、絶対ダメ」
光「いいじゃん」
ハルヒ「馬鹿にするから嫌」
馨「しないからさ」
ハルヒ「ダメ」
光「じゃあこうしようよ！」
馨「どっちが光くんかゲームで当てられなかったら罰として遊びに行く！」
光と馨は楽しそうにハルヒに聞いた。
「「どっちが光くんでしょーか！」」
ハルヒは躊躇うことなく答えた。
ハルヒ「こっちが光でこっちが馨」
「「ぶっぶー、ハズレ！」」
ハルヒ「外れてなんかないよ、よく似てるけどやっぱり違う」
「「え」」
馨「ねえねえA、僕どっちだと思う？光？馨？」
A「馨でしょ？」
光「違うよー、僕が馨」
A「違わないよ、ねえハルヒ」
ハルヒ「うん」
光と馨は驚いたように目をぱちくりさせている。
「すごーい！」「どうやって見分けてるんですの？」
どうやって見分けてるとかじゃなくて…距離感でなんだか分かってしまう。
先に喋り出すのは光が多いけど私に声をかけてくるのは馨の方が多い。
でももっと何だか感覚的にわかるものなのだ。
ハルヒ「んー、光の言動の方が馨より1割増性格が悪いんですよ」
悪意のないハルヒの失礼な発言に馨が笑いだしてしまった。
光「僕は包み隠さず言ってるだけだよ、底意地悪いのは馨の方」
馨「なにそれ、光のわがままな遊びに付き合ってんの僕だろ」
光「言い出すのは僕でも掘り下げるのは馨だろ」
馨「毎度毎度イタズラとか言ってさ、ほんとは光、ハルヒのこと好きなんじゃないの！？」
光「ハルヒのこと好きなのはそっちだろ！？」
環「何！？」
馨「大体僕がなんでハルヒみたいな豆狸…」
光「そっか、馨はAにもちょっかい出すもんね」
馨「なんだとー！？」
環「ハルヒを豆狸呼ばわりするとは何事だー！！」
「「殿、うるさい！」」
環先輩のことを睨むと直ぐに互いを睨んだ。
「「お前の母ちゃん厚化粧！！」」
「「…絶交だ！！！」」
こうして光と馨は喧嘩してしまった。
翌日、教室に登校してきた光と馨は髪の毛をピンクと青に染めてきた。
ハルヒ「光、なんでピンクなの？」
光「今日からピンクが僕だから」
馨「おはようハルヒ、A」
「昨日は眠りが浅くてさ、何しろ僕がピンクに髪を染めるっていう趣味の悪い夢見ちゃって」
光と馨が睨み合って教室の物をどんどんと投げあった。
朝からなんなの…。
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Arira(プロフ) - れいさん» 返信、遅くなってしまい申し訳ありません。嬉しいお言葉ありがとうございます😢💭 これからもぜひ楽しんで見て頂けたらと思います🙇♀️ (2022年10月4日 0時) (
レス) id: 3df90d7452 (このIDを非表示/違反報告)
れい - とても面白いです、更新楽しみにしています。 (2022年9月17日 17時) (レス) id: 87a15ed3a4 (このIDを非表示/違反報告)
Arira(プロフ) - しゃちほこさん» ありがとうございます！通知をとってなくて返事遅れました、ごめんなさい。頑張ります！ (2022年3月2日 14時) (レス) id: 3df90d7452 (このIDを非表示/違反報告)
しゃちほこ(プロフ) - 面白いです！！更新楽しみにしてます！ (2022年3月1日 19時) (レス) @page15 id: ecbd4790eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Eiri | 作成日時：2021年12月6日 22時
