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そこからはさらに目まぐるしくなった。
グリムが何故だか私のいる寮に出てきてさっきのオマエの行動はなんだーって怒りだすし、
なんだか優しいオバケさんたちに出会ってほっこりしたのもつかの間、
ばったり学園長にグリムがバレて謎の試験とやらをしたら
貴女には猛獣使い的な才能があるって言いだすし。
でもいいこともあった。
グリムはここにいる事を許された。
私と一緒に雑用係としてだけど。
よかった。この子は私と違って本当にここに入りたいみたいだったから。
働かざるもの食うべからずだ。
でもなんとかめんどくさがるグリムを連れて学園のメインストリートに行ったことを今若干後悔している。
学園長にも
「昨日のような騒ぎを起こさないようにグリム君をしっかりと見張っていてくださいね」
と言われていたのに。
「あ〜無理無理やらかした。
ウチのグリちゃん大暴走。」
目の前には火を噴くグリムと風の魔法で応戦するハートが特徴的な男の子。
先程彼はエースと名乗った。
「あ、アレ。
昨日の魔法が効かない女の子だぜ」
「なんだなんだ、喧嘩か？」
辺りには人だかりができていた。
しょうがない。
気合を入れて炎と風の中に突っ込んでいくしかないのか。
いくら昨日効かないことが分かったと言え、自ら飛び込んでいくのが怖くないというのは別問題なのだ。
「もうグリちゃん。ステイステイ
学園長に怒られちゃうよ」
「フナッ！？
変な名前で呼ばないで欲しいんだゾ！！」
「あっはははは！
ほらグリちゃん、麗しのあの子がお呼びだぜ！」
「ちょ、エースもそういうのやめて」
エースが煽るからグリムがさらにやっちゃうでしょうが。
「女の子は危ないからどいてなあ。これは俺たちのアソビだからさ」
軽くあしらうように私の話を聞かないエースに若干のイラつきを覚えた。
「ちょっと、馬鹿にしてるの？」
「は？事実じゃん
魔法が使えない君が割って入ったって何も変わんないっしょ」
むかつく。
何かやり返さないと気が済まない。
そして私は二人の魔法合戦の間を突っ切って、
エースがさっきから手に持っている宝石がついたスティックのようなものを彼の手から奪って見せた。
「なッ！？」
「さっきから見てたんだけど、エース。これがないと魔法上手く使えないんでしょ。
魔法使う時だけ出すみたいだしね。
さあこれで同じ土俵だ。私には魔法が効かない。だけど君には効くよねえ？さあどうするの？」
「フナッ！！
オマエよくやったんだぞ！！さすがオレ様の子分なんだゾ！！」
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きのこ - 初見ですがコメ失礼します！いきなりですが、何この神作！？って思いました(笑)いやー最推しのジェイドくんにオクタヴィネルの二人が凄い出てきてくれて、ファンの私にはとても有難いです！！これからも応援してます！頑張って下さい！！ (2020年10月13日 3時) (
レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - ちりさん» ちりさんはじめまして！コメントありがとうございます！私の妄想文字起こしが目に留まったようで嬉しいです！どうしようもなく闇の夢女子なので暗くなりがちですが、有りだなと思って頂けたら幸いです〜！ (2020年9月14日 7時) (レス) id: 0ebe25b1eb (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アットさん» アットさんはじめまして。コメントありがとうございました！キタニタツヤさんの世界観が大好きでして、、、とても影響を受けております！そういう思想感が根底にある、私の妄想文字起こしです。笑 (2020年9月14日 7時) (レス) id: 0ebe25b1eb (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 初めまして！！これから読ませて頂きます！！魔法の無効化。つい学園アリスとゆう漫画を思い出しました！笑。めちゃめちゃ話の内容が好きです！すでにこの小説大好きになってます笑。今後も更新頑張ってください！(^ ^) (2020年9月14日 1時) (レス) id: 61ff0dc64e (このIDを非表示/違反報告)
アット - 思考を休めるな、脳みそを回せ…悪魔の躍り方！？ (2020年6月11日 19時) (レス) id: bce4268e03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2020年4月19日 3時
