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「そーだよ！トレイくんまで何言ってんの！？
リドル君に勝てるわけないじゃん！」
ありえない、馬鹿げてる
ここに来てケイト先輩はそんな顔しかしない。
「勝てる奴にしか挑まないなんて、ダサすぎんでしょ！」
「そんなの全然クールじゃないんだゾ！」
「正気に戻すのに手っ取り早い方法はこれしか思いつかないな」
うちの悪3人はさすが。
今日も今日とて元気に悪い顔をしているようだ。
「ああ、あいつを失う訳にはいかない。
俺は、、、あいつに伝えなきゃいけないことがあるから。」
そして大切な友が目の前で堕ちた、渦中のトレイ先輩。
4人の背中を見て、わたしも前線に並ぶ。
「ケイト先輩大丈夫です。何も無鉄砲に突っ込もうとしてるんじゃありません。
私に一つ策があります。
どうです？ここはひとつ、私に賭けてみませんか？」
こんな状況、
逃げ惑う周囲のその他大勢の緊張感、生死がかかったスリルしかない臨場感、
そして思いついた策によっては自分ならどうにかできてしまうかもしれないという高揚感。
ハイになるしかあるまいよ。
「、、、、、あ〜〜〜、くそっ！！
わかった、わかりましたよ。こういうの柄じゃないんですけどねー、ホント！
きらりちゃんに賭けるけど、うっかり死んでもけーくんってば知らないかんね！？」
好い。そうだよそれでいいんだ。
ちょうどいい感じに思いついた策に従って場が整っていく。
身体に充分に血が巡って、頭が冴えていく感じが気持ちイイ。
焦ったように、どうにか私たちだけでリドル先輩を攻撃していくのを阻止しようと
こちらを見ていた学園長もあきらめて迅速に動いてくれる。
「あああ〜もう、生徒を非難させたら私もすぐに戻りますから！それまでは耐えてくださいね！！」
「当たり前ですよ、、、易々と爪痕残さず綺麗になんて死んでたまるかっての」
標的は眼前のリドル先輩。
魔法を使える人の数は先輩を入れて５。
素早く簡単にやってほしいことを説明する。
いちいち細かく説明する時間の猶予なんてないし、与えてもくれなそうだ。
「きらりちゃんホントに馬鹿なの！？
何で他人のために一人でそんなリスク負うワケ！？」
ケイト先輩はやはりそんなのダメだと私の腕を掴み阻止しようとする。
「なっ！！お前、、、本当にそれでいいのか。」
トレイ先輩が眉を寄せて再度私に確認を取る。
心配してくれているのだろうか。
「いいんです。それに私、最早生きるビジョンしか見えないので」
そう答えればトレイ先輩がケイト先輩を阻んだ。
作戦開始だ。
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きのこ - 初見ですがコメ失礼します！いきなりですが、何この神作！？って思いました(笑)いやー最推しのジェイドくんにオクタヴィネルの二人が凄い出てきてくれて、ファンの私にはとても有難いです！！これからも応援してます！頑張って下さい！！ (2020年10月13日 3時) (
レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - ちりさん» ちりさんはじめまして！コメントありがとうございます！私の妄想文字起こしが目に留まったようで嬉しいです！どうしようもなく闇の夢女子なので暗くなりがちですが、有りだなと思って頂けたら幸いです〜！ (2020年9月14日 7時) (レス) id: 0ebe25b1eb (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - アットさん» アットさんはじめまして。コメントありがとうございました！キタニタツヤさんの世界観が大好きでして、、、とても影響を受けております！そういう思想感が根底にある、私の妄想文字起こしです。笑 (2020年9月14日 7時) (レス) id: 0ebe25b1eb (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - 初めまして！！これから読ませて頂きます！！魔法の無効化。つい学園アリスとゆう漫画を思い出しました！笑。めちゃめちゃ話の内容が好きです！すでにこの小説大好きになってます笑。今後も更新頑張ってください！(^ ^) (2020年9月14日 1時) (レス) id: 61ff0dc64e (このIDを非表示/違反報告)
アット - 思考を休めるな、脳みそを回せ…悪魔の躍り方！？ (2020年6月11日 19時) (レス) id: bce4268e03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク | 作成日時：2020年4月19日 3時
