トシノサ恋愛【橙】 (ページ2)

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高校2年生、夏

平凡な毎日に奇跡が起きました

桐「えー、桐山照史です！今日からこのクラスの副担任になりました！仲良うしてな！」

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『淳兄ただいま！聞いて聞いて！今日な、がっk』

中「はーいはい、おめでとさん」

『ちょ、最後まで聞いてや！』

中「お前帰って早々うるさいわー…」

こちら、私のお兄中間淳太。
ちょっとシスコン

中「照史やろ？連絡きた」

『あっ君…！うちのこと覚えててくれたんや！』

中「お前みたいな奴、一回会ったら忘れられへんわな」

『そんなこと言わんといてや〜！あっ君、きっと女の子なんか腐るほど見てきてるで？そんな中でうちのこと覚えててくれたとか…！これって運命なんちゃう！？』

中「阿呆も休み休み言え」

『もー…冷たいんやから』

中「だいたいなぁ、お前と照史が何歳離れとるか分かっとるん？」

『そんなもん分かっとるわ！たったの7つやろ？』

中「〘たったの〙やあらへんわ！汗」

そうなんです

私は7つ上で淳兄の大親友、照史君に絶賛片思い中

中「7つ差なんて…今時聞かへんで。それに相手は教師や。恋愛なんかドラマや漫画みたいに上手くいくもんちゃう。せやから」

『諦めへんよ』

7つ差がなんや。教師がなんや。

『うちはあっ君が先生になるずっと前から好きやねん。そう簡単に諦められる恋やない。初恋は叶わへん…そんな馬鹿みたいなもん、うちが全部覆したるわ！』

中「…誰も諦めろとは言ってへんで」

『へ？』

中「あくまで今は先生と教師やから。その事だけは忘れたらあかん。」

本を置いてソファーから立った淳兄が近づいてくる

中「大事な妹の初恋や。俺だって応援したいと思っとる。」

『淳兄…』

中「たーだーし。何かあったら必ず相談すること…これはお兄との約束な？」

『うん……ありがとう、お兄大好きやっ』

中「ん、俺も大好きやで」

シスコンとか言われてるけど、実はうちの方が超がつくほどのブラコン

良いお兄ちゃんやろ？あげへんで

『あんなぁお兄ちゃん…うち今な、とぉってもアイスが食べたい気分やねん』

中「ええよ、買ってきたる」←