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Aside
敦が見切り発車で犯人の気を逸らそうと話しかけ、思わぬ質問に焦りを見せている。
助けた方が良いかなァ。
そうは思いつつも、僕は少し敦の出方を伺う。
すると敦は爆弾魔さんの方を見て話し始め、どんどん犯人に詰め寄って行く。
敦「だだだ、だから、ね！爆弾何て捨てて一緒に仕事探そう！？」
流石に爆弾魔さんも敦の物凄い剣幕に驚いて、と云うか若干引いている。
さて、僕も少しは仕事をしようかな。
何と無く、此処で働けたら楽しそうな気がするし。
然うして僕も爆弾魔さんの方へ近付く。
『そうですね、きっと良い仕事が見つかりますよ。だから、其の爆弾から離れて、此方へ来てください。此れは本当に貴方の命を投げ捨てて迄やりたい事では無いでしょう？死んでも好い事有りませんよ。』
僕は落ち着いた声で、爆弾魔さんに言い聞かせる様に、自然に近づいて手を差し出す。
其れから、待機している国木田さんに合図を出す。
爆弾魔さんと目を合わせ乍、『今ですよ。』と。
爆弾魔さんは一瞬、僕の言った言葉の意味が分からないと云う風にきょとんとした。が、直ぐに理解して爆弾の起動釦を押そうと手を動かす。
然し、理解して動き出すのが速かったのは国木田さん。
直ぐに異能力で鉄線銃を出し、爆弾魔さんの手から起動スイッチを弾き飛ばした。
太「確保！」
太宰さんの声と共に国木田さんが爆弾魔さんを確保しようと動く。
此の儘でも爆弾魔さんはしっかり国木田さんに捕まるだろう。
＿＿けれども、僕全然動けて無いから、確保ぐらいはしたいねェ。
そう思ってから僕が動くまではほんの一瞬だった。
爆弾魔さんの手を自然に流す様に床へと引くと、此方に意識が無かった様で呆気無く床へと倒れて行く。
其の儘爆弾魔さんの後へ周り、確り動けない様に押さえ付ける。
『動かないで下さいね？少しでも動いたら腕とさよならすると思って下さい。』
僕がそう告げると、爆弾魔さんは観念したのか大人しくなった。
太「一丁上がり〜。A、お見事！」
太宰さんがそう言ったので、僕は顔を上げて皆と顔を合わせる。
皆のほんの一瞬、気が抜けた其の時。
敦が転けて「ぶっ！！」と声を上げると共に"ピッ"と、厭な音が聞こえた。
国 太 A「「『あ』」」
敦「ああぁぁぁぁっっ！！？？」
仕舞った。
爆弾が作動して仕舞った。
.
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中さ - 更新頑張ってください (2021年7月5日 13時) (
レス) id: 0fd42ba9ca (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 麗さん» 楽しみにして下さり有難うございます！そろそろ更新致しますので、宜しくお願いしますっ！ (2021年5月29日 22時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2021年5月29日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - サトさん» コメント、ありがとうございます！その言葉が励みになります！更新頻度を上げられるよう頑張ります。 (2020年10月16日 18時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
サト - とても、面白かったです。続きが気になります。楽しみにしています。 (2020年10月16日 7時) (レス) id: e677a0c284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錆猫 | 作成日時：2020年8月16日 0時
