僕を嫌いな君へ (ページ42)

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夜中

どうしてもプリンが食べたくなってしまった

『…ジョングガ～？』

JK｢…zzz｣

そりゃそうよ。深夜2時だもん。

冷蔵庫を見てみるけどストックもなかった

チラッとゴミ箱を見れば誰かが食べた後だった

『グガめ…』

そのまま寝ようとしたけど

なんとなく起きてしまって

暇すぎて

今日外に出てないから出たいな～、なんて

『ダメよ。誰かいるかも！』

でも夜中だし…寝てるんじゃない？

少しでてきたお腹を隠すように

ダボッとした服を着る

キャップにマスクまでつけて

小銭入れの中にGPSを入れて

ポケットに入れた

『ｲｯﾃｷﾏｰｽ』

コンビニまでは徒歩5分

買い物含めて約15分の外出

外に出たところ誰かが見てる様子はなくて

やっぱこの時間はみんな寝てるんじゃないかなと思った←

コンビニにも普通についたし

お目当てのプリンを買って外に出ると

見た事のあるシルエット

『ユンギオッパ？』

YG｢…！A｣

『どうしたの？こんな時間に』

YG｢お前こそどうしたんだよ？太るぞ？｣

『いいのー！』

YG｢はは、冗談だ…｣

そう言って、切ない表情をするオッパ

『どうしたの？オッパ…』

YG｢ごめん、A｣

そう言って私にキスをした

優しくて

コーヒーの味と

よく分からないものの味…

『ユン、ギ…オッパ……？』

足元がフラフラする

YG｢ごめん、ごめん…本当にごめん……｣

こんなこと、したくなかった。

そう聞こえた後、私の意識はどこかへ消えた。