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郊外にある豪邸。
そこで私はしばらくお世話になることになった。


ベビーシッターとして。

「まう!」

「ん?ミルクの時間か」

おんぶ紐片手に私は現在育児に勤しんでいた。

「アンタ、所帯じみているわよ」

「経験者ですから」

「もう、何とも言えないわ」

前世ではも現世でもお姉さんだった私は育児に慣れている。
特に研二は乳児の頃からお世話をしていたので慣れっこだしばっちこい!

「さぁミルクだぞ」

「まう」

後の怪盗キッドは飲み方も品があり手がかからない。
夜泣きは少ないし、私の言う事を理解しているかのようだ。

「赤ちゃんってもっと手がかかるんだけどな。研二も夜泣きしていたのに」

「いや、他のシッターにはギャン泣きだったんだが」

「ええ…」

日本とは異なりアメリカではほとんどが共働きでシッターさんを利用するらしいのだけど、合わなかったらしい。

人見知りが激しいのか。

「こーんなに大人しいのに」

「アンタだけよ?私が抱き上げたら暴れるんだから」

「そうなの?」

もしや既に女化の子が大好きになってしまったのか。

「アンタが何を思っているか駄々洩れよ」

「え?」

「きゃー!」

「はいはい、抱っこね」

抱っこの催促をされるのでお望みのまま。

「アンタ、赤ん坊に使われているんじゃないわよ」

「イエッサーマスター!」


愛らしいキッド様の下僕になったのだった。


「本当にこんなのでいいのかい?」

「はっ…はい、是非!」

数日後、私達は日本に帰国することになったが。

お礼をさせて欲しいと言われたのだけど、そのお礼に。

「写真なんかでいいのかい?」

「はい是非。できましたら快斗ちゃんの写真を送ってくださるとうれしいです」

「アンタ、またなの?」

私のコレクションにするんだから。

「アンタ保母さんの方が向いているんじゃない?」

「あはは!」

余談であるが、後に私は彼の後見人となり保護者になるの事をまだ知らなかった。

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あまね(プロフ) - おわり、おわり? (9月2日 18時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
いちごたると - この小説を見てから赤井さんがより、好きになりました!次の更新を楽しみにお待ちしています! (7月28日 20時) (レス) @page18 id: b5c5dc5e77 (このIDを非表示/違反報告)
- 超面白い (7月22日 12時) (レス) @page18 id: 402cfc006e (このIDを非表示/違反報告)
未汽 - 面白いです! 頑張ってください。  (7月16日 21時) (レス) @page18 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
海月舞(プロフ) - 誤字報告です。了承が寮死傷になっています (5月27日 10時) (レス) @page3 id: 1f3850c98d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ししゃも | 作成日時:2022年6月10日 13時

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