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怪盗一家 ページ1

自由の女神が見守る中、天使が私に微笑む。

「きゃー!」

「ぐふっ!」

「あー!」

「もう死にそう」


私は既に10回死んでいる。
尊過ぎる程愛らしい天使が私に微笑み私はもうしんどい。

「アンタねぇ」

「薫ちゃん、私もはもうダメだわ」

可愛い過ぎて死にそうです。

「そうかそうか、良かったな。快斗」

「お姉さんに抱っこして貰えて良かったわね」


傍には麗しの夫婦。
黒羽盗一さんと千景さんが美し過ぎる!


何を隠そう、前世ではもう一人の推しキャラは怪盗キッドですからね!


「本当になんとお礼を言っていいか」

「いえ、そんな…」

「あんた、あの緊急時で良く冷静だったわね」

撮影を終えた後に私達はニューヨークでも一番有名のハンバーガー食べに向かった先で妊婦さんに遭遇した。


何でも今すぐ生まれそうだったとか。
病院に連れて行く暇もないので近くの診療所に飛び込んだ私達はそこで出産してもらった。

幸いにも私は看護科を専攻していたので産婆さんの手伝いをした。

前世では看護師だったので問題なかったのだけど。


「難産だと聞いていたが、君の対応が良かったと聞く」

「いいえ、お母さんが頑張ったからです」

正直、私ができたのは雑務だけだ。
元気に生まれて来た赤ちゃんが後に怪盗キッド様だと知ったのは怪盗キッド一世様の登場により知った。


「あー!」

「そうかそうか、これが欲しいの?」

私の髪飾りに手を伸ばす。

「きゃー!」

「くっ、鼻血が出そう」

「絶対するんじゃないわよ!」


だって可愛いんだもん。
それにしても若かりし黒羽盗一さんはダンディーでイケメンナイスガイだな。

そして声が色っぽい。


「私はこれで失礼します」

「え?もう…」

「お休みになった方がよろしいですし。さぁママの所に…」

私は千景さんに預けようとするも。


「びぇぇぇぇ!」

「いだだだ!」

赤ちゃんなのにどんな力だ。
私の髪の毛を引っ張り泣き出した。

「ちょっと抜ける。私が禿るから」

「やーう!」

何でこんなに元気なんだ!

「すまないがお嬢さん、もう少しだけ快斗の傍にいてくれないだろうか?どうやら名付け親のお嬢さんを気に入ってしまったようだ」

「はっ…はひ」

私は断る事は出来なかった。

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あまね(プロフ) - おわり、おわり? (9月2日 18時) (レス) @page18 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
いちごたると - この小説を見てから赤井さんがより、好きになりました!次の更新を楽しみにお待ちしています! (7月28日 20時) (レス) @page18 id: b5c5dc5e77 (このIDを非表示/違反報告)
- 超面白い (7月22日 12時) (レス) @page18 id: 402cfc006e (このIDを非表示/違反報告)
未汽 - 面白いです! 頑張ってください。  (7月16日 21時) (レス) @page18 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
海月舞(プロフ) - 誤字報告です。了承が寮死傷になっています (5月27日 10時) (レス) @page3 id: 1f3850c98d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ししゃも | 作成日時:2022年6月10日 13時

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