yearning for love 15

story732〜隆二side〜 ページ32

隆二「どれがいいの？(笑)」

A「どうでしょう 彼女さんの好み分かりますか？」

隆二「(大汗)」



クソー、当てろって事？(笑)

Aっぽいのー

Aっぽいのはー



隆二「ねぇ 店員さん ちょっと 聞いてい？」

A「はい 」

隆二「俺の彼女ね 忙しくて中々 会えないの」

A「………はい(汗)」

隆二「けど この前ね、俺 ちょっと手術して その時 めっちゃ忙しいのに 会いにきてくれてマジ嬉しかったの」

A「ｸｽ はい」

隆二「だから、その ありがとうの気持ちで プレゼントしたくて、何がいいかな…////」

A「///………それ ズルイ(笑)」

隆二「ズルくねーし(笑) で、どれなの(笑)」

A「お客様 私事なんですが、私の彼氏も ちょうど 今手術して……」

隆二「え、

A「仕事……多分人生に関わる大事な手術で、凄く不安だったと思います」

隆二「うん…」

A「私 普段は １人の時間が好きで 忙しい時なんて 会いに行きたいなんて思えないんですが その時はどうしても会いたくて、側に居てあげたくて」

隆二「うん」

A「こんな風に どうしようもなく 側に居たいって 思った事なくて……そんな気持ちに気付かせてもらった事に こっちが "ありがとう"って 言いたいんです」

隆二「…………」

A「プレゼントよりも もっと彼女さんを 抱きしめてあげたら 喜んでもらえ

隆二「…」

ギュ…

A「ｸｽ それで十分(笑)」

隆二「……仕事でミスった時に付き合ってた人よりも？」

A「あれは 会いに行かなきゃ別れる って使命感から」


そっか、


隆二「そっか…(笑)」

A「ありがとう(笑)」

隆二「///こっちこそ(笑)」

チュ…ギュッ！

A「////(笑)」



すげえなって思った

そんな事を言えるって


ほんと こいつ以外居ねえ気がする

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