yearning for love 13

story646〜隆二side〜 ページ46

俺だって

喧嘩なんかしたくない……



メ「目閉じてください」



でも 匠は 未練はある

じゃなきゃ 触んねーよ



そもそも こんなとこで

誰に見られるかも分かんねーのに

問題になったら

事務所に迷惑掛けるとか

あいつ 思わねーの⁉



隆二「………………」



違う…

そんなの考えるより


触りたくなったのか………



俺は こっち側の立場だから………



メ「はい、開けてもらっていいですよ」

隆二「…………」



それは 忘れるわけにはいかないけど

立場ばかり考えてるんじゃ


Aとの この先 考えられんのかよ




隆二「すみません、電話させてもらってもいいですか？」

メ「いいですよ」




あ、でも 聞かれると




メ「外出てますね、終わったら声掛けてください」

隆二「すみません…」


『ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙｯ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙｯ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙｯ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙｯ もしもし、どした？』

隆二「あ、すみません 今 いいっすか？」

HIRO『いいよ』

隆二「時間取ってもらえる日ってありますか？」

HIRO『あー、ちょっと待って』

隆二「はい」

HIRO『んー、今日の夜か 明後日の昼間なら』

隆二「今日の夜で お願いします。会って欲しい人がいます」

HIRO『そか(笑) 分かった、じゃ 店 予約しとくから 連れておいで』

隆二「ありがとうございます。いきなりで すみません」

HIRO『ｸｽ 会えんの楽しみにしてるよ』

隆二「はい…(笑)」



何よりまず先に HIROさんに言わないと

始まらない

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