yearning for love 12

story562〜隆二side〜 ページ12

隆二「これで」

TAXI「ありがとうございます」



会った時 どんな顔するだろ

真顔か、

それか、怒るか……



それでも やっぱ会って話したい



あわよくば 少しくらいは笑ってくれるか……




どっちでもいい




「♪ー」


『どうぞ』

隆二「うん…」

ガチャ…

バタン


A「大丈夫でしたか？張られて

隆二「大丈夫……」


ん？

普通？


え？


A「バレンタイン終わると 居なくなるんですか？」

隆二「や…いた」

A「え(大汗)後つけられてたり

隆二「してなかった」

A「そっか…………」

隆二「Aちゃん」

A「はい 」

隆二「俺 会いたかったよ」

A「………ごめんなさい」

隆二「忙しいの 分かるし、疲れてるのも分かってる………でも、会いたかった」

A「…………… 」

隆二「Aちゃんは？」

A「私は………………」

隆二「言って」

A「 落ち着くまで 待ってて欲しかった」

隆二「落ち着くまでって いつまで？仕事入ったら また 会えなくなるんだろ？」

A「けど ずっとってわけじゃ

隆二「じゃ、どれぐらい

A「……………… 」



目を閉じ 下を向いた



隆二「 ……………… 」



顔は 疲れ切って

今にも 寝てしまいそうなぐらい


何も話さず 下を向いた

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