検索窓
今日:6 hit、昨日:12 hit、合計:338,211 hit

story4009〜広臣side〜 ページ9

広臣「… … … … …

A『…っ… …』



会いたい


口を開けば 言ってしまいそうだった


Aの泣く声は


気持ちを鈍らせる




広臣「… A?」

A『…っん?…』

広臣「…何か話してよ… …」



声が聞きたい

寂しい… …




A『…っ…今日ね トマトの花 咲いたの…』

広臣「…うん…」

A『…小さくて …っすごく綺麗な花…』

広臣「…うん…」

A『… …ねえ 広君…』

広臣「…ん?… …」

A『… … …っ… … …っっ…』



『ねぇ、広君』

そう言いかけて 泣くことが多くなった






広臣「… …どーした?…」

A『…っっ… …』








たぶん、戦ってる

その言葉を 口にするのを 怖がってる


無理に言わそうとするんじゃなくて



Aから 言ってこなきゃ

離れてる意味ない




広臣「…A… …そろそろ寝よっか…」

A『… …っっ広君… …』

広臣「… …ん?…」

A『…っハァ… …っっ… …』

広臣「… … また 掛けるから…」

A『…っっうん…っ…』

広臣「… おやすみ…」

A『っ… …っっおや…すみ…』




電話を切った後に襲う

どうしようもない 寂しさに


目を閉じ


体を丸め


眠った

story4010→←story4008



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (195 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
520人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

payu payu(プロフ) - 泣きましたごめんなさい…。゜(´⊃ω⊂`)゜。 (2017年2月3日 19時) (レス) id: ba492e43f6 (このIDを非表示/違反報告)
- 言えてよかったです!続きも楽しみにしてます (2014年12月11日 8時) (レス) id: a26abe8dbd (このIDを非表示/違反報告)
おみらぶ - やっと分かって良かった…!! (2014年12月9日 21時) (レス) id: b13653a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
臣らぁぶ - 気持ちが伝わってよかった!!また、ラブラブな二人が見たいです!! (2014年12月9日 17時) (レス) id: 82ed5ca874 (このIDを非表示/違反報告)
H∧L(プロフ) - 長かったね…。でもようやく気づくことが出来たね…。主人公ちゃんは独りじゃない。これからまた何か悲しい事があったとしても独りじゃないことに気付けてよかった(*^^*)正直、入り込みすぎて続き読むのが怖かったけど本当によかった!泣きました! (2014年12月9日 17時) (レス) id: f1f9ee9dcb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kira | 作成日時:2014年11月29日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。