story4009〜広臣side〜 ページ9
広臣「… … … … …
A『…っ… …』
会いたい
口を開けば 言ってしまいそうだった
Aの泣く声は
気持ちを鈍らせる
広臣「… A?」
A『…っん?…』
広臣「…何か話してよ… …」
声が聞きたい
寂しい… …
A『…っ…今日ね トマトの花 咲いたの…』
広臣「…うん…」
A『…小さくて …っすごく綺麗な花…』
広臣「…うん…」
A『… …ねえ 広君…』
広臣「…ん?… …」
A『… … …っ… … …っっ…』
『ねぇ、広君』
そう言いかけて 泣くことが多くなった
広臣「… …どーした?…」
A『…っっ… …』
たぶん、戦ってる
その言葉を 口にするのを 怖がってる
無理に言わそうとするんじゃなくて
Aから 言ってこなきゃ
離れてる意味ない
広臣「…A… …そろそろ寝よっか…」
A『… …っっ広君… …』
広臣「… …ん?…」
A『…っハァ… …っっ… …』
広臣「… … また 掛けるから…」
A『…っっうん…っ…』
広臣「… おやすみ…」
A『っ… …っっおや…すみ…』
電話を切った後に襲う
どうしようもない 寂しさに
目を閉じ
体を丸め
眠った
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payu payu(プロフ) - 泣きましたごめんなさい…。゜(´⊃ω⊂`)゜。 (2017年2月3日 19時) (レス) id: ba492e43f6 (このIDを非表示/違反報告)
な - 言えてよかったです!続きも楽しみにしてます (2014年12月11日 8時) (レス) id: a26abe8dbd (このIDを非表示/違反報告)
おみらぶ - やっと分かって良かった…!! (2014年12月9日 21時) (レス) id: b13653a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
臣らぁぶ - 気持ちが伝わってよかった!!また、ラブラブな二人が見たいです!! (2014年12月9日 17時) (レス) id: 82ed5ca874 (このIDを非表示/違反報告)
H∧L(プロフ) - 長かったね…。でもようやく気づくことが出来たね…。主人公ちゃんは独りじゃない。これからまた何か悲しい事があったとしても独りじゃないことに気付けてよかった(*^^*)正直、入り込みすぎて続き読むのが怖かったけど本当によかった!泣きました! (2014年12月9日 17時) (レス) id: f1f9ee9dcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kira | 作成日時:2014年11月29日 1時