【名探偵コナン】降谷零に寵愛された理由

小さな探偵〜新一side ページ14

それは偶然だった。
何時ものように父さんの部屋のパソコンでホームズのことを調べていた時。

偶然見つけたライトノベルサイト。
正直興味がなかった俺は間違ってアクセスしてしまった。

推理小説は好きでもライトノベルには興味がなかったが、偶然にも推理小説のジャンルだったので俺は興味本位で見てみると。


「すげぇ…」

この一言だった。
父さんの書く推理小説の所為で、俺はその変の作家の推理小説では満足できないでいた。

実際、前半を読めば内容は直ぐに解るし、犯人の解く手もすぐできて詰まらなかった。

けれどこの小説は人物像、時代背景、物語が綿密にされておりすごく興味が惹かれた。

「高校生探偵…かっけー」

特に良かったのが怪人と高校生探偵との対決のシーン。
怪人側は警察に恨みを持ち警察に復讐を計画していたが、主人公の高校生探偵は怪人に真っ向から勝負を挑んで行く。
物語が進む中怪人、ファントムには辛い過去があった。

そのつらい過去を知りながらも高校生探偵はファントムの心を救うべく命がけの作戦に身を乗り出していく。


これまでのミステリー小説を覆す内容だったが、久しぶりにドキドキした。


「これ本にならねぇかな…」

ネット小説にしておくのすげぇもったいねぇな。


「新一、何しているの」

「わぁ！」

集中して読んでいたら背後から肩を叩かれ驚く。


「あー、また悪戯しているの？」

「ちげえよ！」

折角読んでいたのに蘭に声をかけられ中断した。

後で携帯に入れておこう。
ラノベには興味ないけど、この人の話はすごい好きだ。


早く次の話更新されねぇかな。


「新一のお母さんがクッキーを焼いたって言ってるよ」

「あー解った」

クッキーよりも俺は小説を読みたいが、後が面倒だから行くとするか。

後でコメントを入れてみよう。

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