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Ren…
紫耀と海人の引退試合を観に、体育館の2階にある
ランニングコースへと1人で上がった
下を見れば、渡邉がコートの端にあるベンチに背中を丸めて座っていて
紫耀と海人に励まされてる渡邉が見えて、
この前の花火大会の時と同じような感情が
＿＿＿＿＿＿嫉妬という言葉が、
頭の中をくるくると回り出す
別に、渡邉は俺のもんでもないし
…彼女な訳でもないのに
廉「なんなん、ほんま…」
運良く2階には誰もいなくて、1人で試合を眺める
紫耀「カイ！」
海人「紫耀！こっち！」
昔は3人でバスケやったな
今更、サッカー部の俺が言えることじゃないんだろうけど。
圧勝して終わった紫耀と海人の試合
2人が満面の笑みでハイタッチをしているのが見えた
また3人でバスケしたいな、なんて俺の柄じゃない事を考えていると
紫耀「おーい！！！」
海人「廉！！！」
上を向いて俺の名前を叫んでる紫耀と海人
あぁ、見つけてくれとったんや
俺がこんなに変わったのに、2人は何も変わってなくて
…変わった俺に、変わらず接してくれて
それが嬉しくて、つい顔が緩む
普段の俺ならきっと笑ってスルーするけど
なんだか、昔に戻った気分になって
気づけば
廉「紫耀！！海人！！」
人目も気にせず叫んで、手を振っていた
・
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年3月28日 22時) (
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作者名：白米王女 | 作成日時：2019年3月28日 21時
