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目の前にあったのは小さめのバスケットコート
A「えっ、と?」
永瀬「だから、バスケやろ?」
A「なんで、ここで?」
永瀬「1人やったら無茶するやん」
A「…永瀬がいればいいって事?」
永瀬「ま、そういうことやな」
てっきり、たまには休めとか言って、気休めの場所に連れていかれると思ってたから
驚きを隠せなくて、暫く理解が追いつかない
永瀬「ほら、」
昔バスケをやってた永瀬は、久しぶりにやるのか目をキラキラさせて、小さい子みたい。
永瀬「ああ!」
A「やった、!」
シュートを決めて、永瀬に向かってピースをする
永瀬「渡邉強すぎやろ、」
A「でも永瀬も凄いんだね」
永瀬「これでもレギュラーやったし」
A「なんで辞めちゃったの?」
永瀬「あっちの学校バスケ部なかったんよ、」
2人でベンチに座って、息を整える
永瀬「久しぶりにやったけど、楽しいな」
A「でしょ?」
永瀬「いつか紫耀と海人ともやりたいわ」
A「私も混ぜてね」
永瀬「えー、どないしよ、」
A「ひどい!」
肩を並べて笑い合う空間が楽しくて、
この時間が、ずっと続けばいいのにって
A「…あ、もう6時半だ」
永瀬「そろそろ帰るか」
A「そうだね、」
ボールを持って、先に歩き出した永瀬を慌てて追いかける
A「ね、永瀬!」
永瀬「ん?」
A「…また付き合ってくれる?」
永瀬「…当たり前やん」
眩しい笑顔で私に言った永瀬に、少しだけ
少しだけ、ときめいてしまったのは私だけの秘密
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年3月28日 22時) (レス) id: b0f1a1d09f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白米王女 | 作成日時:2019年3月28日 21時